セガ公認のメガドライブ・セガサターン・ドリームキャスト復刻コントローラーがお披露目。PCにも対応し周辺機器メーカーから発売

周辺機器メーカーのRetro-Bitが、「CES 2018」にて、セガのメガドライブ・セガサターン・ドリームキャスト向けコントローラーなどを出展した。同社は先月、セガの米国法人SEGA of Americaとのライセンス契約の締結を発表しており、「セガ公認」の周辺機器として販売される。

周辺機器メーカーのRetro-Bitが、今週アメリカ・ラスベガスで開催されていた国際家電見本市「CES 2018」にて、セガのGENESIS(北米版メガドライブ)・セガサターン・ドリームキャスト向けコントローラーなどを出展した。同社は先月、セガの米国法人SEGA of Americaとのライセンス契約の締結を発表しており、「セガ公認」の周辺機器として販売される(関連記事)。Retro-Bitは公式Twitterなどで出展ブースを紹介しており、その写真を元に各製品を見ていこう。

まずGENESIS用の周辺機器として、コントローラー3種と、映像/音声接続ケーブル、電源アダプターが発表された。コントローラーは初期型ではなく、前面6ボタンの「ファイティングパッド6B」に準拠したデザインとなっており、GENESISと日本のメガドライブで使用できる有線コントローラーと、PC/Mac用のUSB接続コントローラー、そしてPC/Mac/iOS/Androidで使用できるBluetoothコントローラーがある。専用Bluetoothレシーバーも別途用意されており、こちらを利用するとGENESIS/メガドライブでも無線接続でプレイできる。

続いてはセガサターン用の周辺機器だ。セガサターン本体で使用できる有線コントローラーと、PC/Mac用のUSBコントローラー、そしてPC/Mac/iOS/Android用のBluetoothコントローラーがあり、同じくセガサターン本体用のBluetoothレシーバーも用意されている。セガサターン用の有線コントローラーは特徴的なグレーのほか、ブラックやホワイトなど懐かしい4種類のカラーバリエーションが用意されている。USB・Bluetoothコントローラーの方はブラックだけになるようだ。

コントローラー自体のデザインも、オリジナルを忠実に再現しているように見える。Bluetoothコントローラーは、かつて発売された赤外線式の「セガサターン コードレスパッド」を意識したデザインとなっている。このセガサターン用Bluetoothコントローラーだけ、対応機種の一つに「Steam」とあるが、クライアント専用に細かく対応するということだろうか。またセガサターン用にも映像/音声接続ケーブルと電源ケーブル、そしてコントローラー延長ケーブルが発売される。

最後はドリームキャスト用の周辺機器である。コントローラーのラインナップは同じくドリームキャスト用の有線コントローラーと、PCやモバイルで使えるUSB・Bluetoothコントローラーの3種類で、ドリームキャスト専用のBluetoothレシーバーが別途用意されている。カラーバリエーションは、ドリームキャスト用の有線コントローラーはホワイトとブラックの2種類で、ほかはホワイトのみとなるようだ。こちらもオリジナルのデザインを再現しており、ビジュアルメモリの挿入スペースも用意されている。セガ公認であるからには、ドリームキャストでの使用時には実際に機能するのだろう。

ドリームキャスト用にも映像/音声接続ケーブルと電源ケーブルが販売されるほか、映像のVGA出力が可能なケーブルも披露されている。かつてセガが純正の「VGAボックス」を販売していたが、そのデザインを再現する形となっている。

セガとの提携発表以来注目されていた各コントローラーは、刻印されたセガやドリームキャストのロゴを含めいずれも忠実に再現された復刻品といった仕上がりとなっている。レトロゲーム機の互換機を製造・販売するRetro-Bitらしく、各種ケーブルを用意するなどオリジナルの各コンソールを今も楽しむユーザーを大事にしつつ、PCでも使用できるUSB接続タイプや、Bluetoothの無線タイプのコントローラーも用意されており幅広く人気を集めそうだ。あとは製品の組み込みの品質や耐久性などが気になるところだが、Retro-Bitはセガの純正品と同等のクオリティであるとしている。なお、各製品の価格や発売時期、また日本から購入できるのかなどについては現時点では不明である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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