ゲーム史における和製ゲームの悪い翻訳例を集めた書籍「This be book bad translation, video game!」が海外で販売開始
ゲームの歴史において、日本のゲームはいくどとなく海外へと輸出されてきたが、その際にはローカライズ、特にゲーム内テキストの翻訳が必要になる。先週後半に発売が開始された「This be book bad translation, video game!」は、そんなゲーム内テキストにおける和製ゲームの悪い翻訳例を集めた書籍となっている。
ゲームの歴史において、日本のゲームはいくどとなく海外へと輸出されてきたが、その際にはローカライズ、特にゲーム内テキストの翻訳が必要になる。先週後半に発売が開始された「This be book bad translation, video game!」は、そんなゲーム内テキストにおける和製ゲームの悪い翻訳例を集めた書籍となっている。
同書籍を作成したのは、ゲームの翻訳に関する海外サイト「Legends of Localization」のチームだ。同書籍では1970年代から今日までのビデオゲームの悪訳が集められており、全64ページに99枚のスクリーンショットが掲載されている。運営チームの設立者Toma氏はTwitter上でこの書籍に関し、単純に有名な悪訳を載せただけではないと説明。初期のゲーム開発では翻訳に予算が回されなかった時代背景から、近年散見されるようになった機械翻訳まで、誤った翻訳を歴史ごとに追っていく年代記になっていると伝えている。
同書籍を販売しているFangamerのサンプルでは、海外でもっとも有名な悪訳として知られる『ゼロウィング』の「All your base are belong to us」に始まり、任天堂の『プロレス』の「A winner is you」や、『ストリートファイターII』の「Go home and be a family man!」などなどが確認可能だ。「This be book bad translation, video game!」の価格は15ドルとなっており、日本への発送料は基本6.50ドル、合わせて21.50ドルとなっている。