大人気FPS『Counter-Strike 2』、なんと1日で「約100万アカウント」がBAN処分に。横行する“ファーミングBot”が一網打尽

『Counter-Strike 2』の開発者が96万もの「ファーミングBotアカウント」をBAN処分したことを報告し、注目を集めている。

Valveにて『Counter-Strike 2』にてプロジェクトリーダーを務めるIdo Magal氏は、現地時間3月25日に96万もの「ファーミングBotアカウント」をBAN処分したことを報告した。

『Counter-Strike』シリーズは、Valveが手がける基本プレイ無料FPSだ。最新作の『Counter-Strike 2』は2023年9月に配信開始。直近でも連日ピーク時の同時接続プレイヤー数が150万人前後を記録し続ける大人気タイトルだ。

そんな本作にはチート対策として「Valve Anti-Cheat(VAC)」システムが導入されている。同システムに関しては、BANされたアカウント数を独自計測する非公式トラッカーサイトであるVAC Ban Trackerも存在。本作のRedditコミュニティにて3月26日、同サイト上にて非常に多くのアカウントがBANされたことが計測されていると報告され、話題となった。投稿者は当時の同サイトの計測をもとに、数千アカウントがBANされたことを報告し、前例がないほどの数値だとしている。

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byu/Positive-Carpenter53 from discussion
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一方このスレッドにはValveにて『Counter-Strike 2』のプロジェクトリーダーを務めるIdo Magal氏が書き込みをおこなっている。なんと同氏によると、投稿の前日となる3月25日には96万もの「ファーミングBotアカウント」がBAN処分になったという。この対応が非公式トラッカーサイト上での数値としても表れたわけだろう。

『Counter-Strike 2』にて多くのファーミングBotアカウントが存在する背景には、本作のルートボックス(ガチャ)にあたる仕組みが関係しているだろう。本作ではルートボックスを通じて、装飾アイテムなどを獲得できる仕組みを有している。手に入れた装飾アイテムはSteamコミュニティマーケット上でSteamウォレットの残高で取引が可能。またサードパーティーの販売サイトも存在し、リアルマネーでの取引もおこなわれている状況がある。レアな装飾アイテムは高額で取引されていることでも知られるほか、非公式なギャンブルサイトの景品としても用いられている点は問題視されてきた。

ルートボックスはゲームプレイを通じて獲得できるため、Botアカウントをゲームに常駐させてルートボックスを荒稼ぎしようとする不正者も存在するとみられる。Botにあたる自動化ソフトなどの使用は利用規約違反であり、このたびは約100万アカウントもの大規模BANがおこなわれたかたち。先述したIdo氏はフィードバック用のメールアドレスを紹介しつつ、ユーザーにファーミングBotを報告してほしいと伝えており、引き続き対処がおこなわれていくのだろう。

先述したとおりBotアカウントはゲームに常駐させるかたちで用いられているとみられ、通常のユーザーとの試合に混ざるかたちとなる模様。プレイヤーにとって迷惑極まりない行為であり、今回の大規模BAN対応も見るにValveも深刻に受け止めている様子がうかがえる。なお先日にはValve作品のルートボックスシステム自体が“違法賭博にあたるのではないか”との主張でニューヨーク州などが訴訟を提起したことも記憶に新しい(関連記事)。Valve側はそうした主張に真っ向から反論していたほか、不正なアカウントの停止など先述した非公式ギャンブルサイトの対策もおこなっていると伝えていた。引き続き、ルートボックスを巡る不正者に厳格に対処していく方針があるのだろう。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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