『サカつく2026』を強火シリーズファンが遊び、「スタメン固定されがち問題」の解決に悶える。もはや監督として“リアル成長”した3か月本気プレイ日記第2回

セガの『プロサッカークラブをつくろう!2026』を、3か月間みっちりとプレイする連載企画の第2回をお届けする。

セガの『プロサッカークラブをつくろう!2026』(以下、『サカつく2026』)は、全権監督としてサッカークラブを経営するシミュレーションゲームだ。本稿はそんな『サカつく2026』の「サカつくモード」を中心に、3か月間みっちりとプレイする連載企画の第2回となる。プレイ日記のルールや目標については第0回をご覧いただきたい(記事リンク)。

前回の第1回ではオリジナルクラブの「レオーネ東京」を設立し、J3リーグを制覇した(記事リンク)。所属するリーグのカテゴリーがJ3からJ2へと変わる今シーズンにおいて、設立1年目での無敗優勝がまぐれではなかったことを証明したい。J2で好成績を収めることはもちろん、日本最高峰のJ1で戦えるだけの強さを見せる必要がある。「育てながら勝つ」が、レオーネ東京の2年目のテーマだ。


「スタメン固定」の危うさ

J3で戦った1年目は、とにかく強いスターティングメンバーをそろえることを考えていた。これはクラブ設立直後は資金が乏しくて選手を育成する時間もなかったからだが、スタメン11人の誰かが欠けたときに危うさを見せたことは否定できない。エースのヴァーディが不在だったときは、苦戦を強いられた。

選手層を厚くすることが簡単ではないことについて、私は「ドーハの悲劇」を思い出していた。1994年のワールドカップの最終予選で、日本代表が惜しくも初のワールドカップ出場を逃した一戦だ。ドーハの悲劇が起きてしまった理由は諸説あるが、私は固定化されてしまったスタメンが理由のひとつに挙げられると思う。クラブと代表という違いこそあれども、監督が考える最強の11人に頼り切ってしまうのも良くない。

そこでクラブの課題を解消すべく、いわゆるガチャで入手できるSP選手(スペシャル選手)として新たに選手を獲得した。今シーズンで加わった以下のSP選手は、『サカつく2026』の事前登録キャンペーンの達成報酬として配布されていたものだ。

・アーリング・ハーランド(CF)
・タイアニ・ラインデルス(AM)
・ルベン・ディアス(CB)

得点や失点に大きく関わる中央のポジションの選手層を厚くすることが、リーグ戦での強さに直結する。3名ともヨーロッパの最前線で活躍する有名選手だが、SP選手として加入時はその潜在能力が発揮されていない。これから本格的に成長する選手をクラブに迎え入れて、育成していくことは『サカつく』シリーズの大きな醍醐味となっている。

『サカつく2026』では練習することや試合に出場することで選手の能力が上昇するが、その成果が著しい「成長期」は選手の年齢によって異なる。早熟タイプや晩成タイプなどの複数の成長期が存在するなかで、いわゆるガチャで入手したSP選手(スペシャル選手)は加入直後から成長期に入るので育成しやすい。

それぞれの選手の強さは「総合力」といった数値で表現されるが、SP選手は1年間で総合力が1000以上も増える。昨年の1シーズン目で獲得したSP選手のなかでは、ゴールキーパーのニック・ポープは総合力が1506も増えるほどの大きな成長を見せた(1年目の選手成長などをまとめたGoogleスプレッドシートはこちら)。今シーズンで加わる3名も、練習や試合を重ねるうちに強くなっていくだろう。


エースのヴァーディを敢えてスーパーサブに

とはいえ、新たな選手の育成にあたって悩みも生まれた。というのも筆者はハーランド、ラインデルス、ディアスをスタメンで起用するつもりで獲得した。CB(センターバック)のディアスとAM(アタッキングミッドフィルダー)のラインデルスの2人は、加入時点で既存のメンバーを上回る総合力となっていたので抜擢するのに迷いはなかった。悩みどころは、CF(センターフォワード)のハーランドをスタメンにするか否かだ。

4-4-2のフォーメーションで2人のCFを配置するにしても、ハーランドをスタメンに起用する場合は昨シーズンでリーグ最優秀選手に選出されたジェイミー・ヴァーディか得点王のアンタンシェンのどちらかをベンチにしなければならない。3人のCFを比較するとヴァーディの総合力は7280と突出している一方で、総合力が5461のアンタンシェンと総合力が5456のハーランドは現時点で大きな差はない。

新加入のハーランドを使ってみたい気持ちがありながらも、クラブ設立当初から力になってくれたアンタンシェンを外すのも忍びない。どうしたものかと選手データを見比べていると、別の考え方が浮かんできた。スタメンを確実視していたヴァーディを、敢えてベンチに置くプランだ。ヴァーディは後半から途中出場することで決定力とボールタッチの能力が上昇する「ゴール前の落ち着き」という特徴を有している。いわゆるスーパーサブ的な能力を示すものであり、この特徴を活かすことができればヴァーディを切り札として使うことができるのではないか。ある意味でスタメン以上に重大な責任を負うこの役割は、現在エースとして君臨するヴァーディにしか任せられない。

選手の特徴をチェックすることで、今シーズンの戦い方が決まった。CFのスタメンはハーランドとアンタンシェン。後半開始からヴァーディがアンタンシェンと交代して出場する。ヴァーディのスーパーサブ起用は、リーグ開幕からクラブに勝ち点をもたらした。たとえば、第3節の横浜FC戦。この試合は前半をスコアレスドローで折り返したが、後半開始とともに投入したヴァーディが得点して勝利を収めることができた試合だ。

CFの3人を軸に、今シーズンのクラブは攻撃中心に戦っていく。最前線にボールを供給し続けることを第一とし、ハーランドに長短のパスを送るイメージだ。監督として考えた戦い方で結果を残していく興奮や喜びは、『サカつく2026』の醍醐味のひとつといえるだろう。ヴァーディを敢えてスーパーサブとして使う今回の戦い方はリスクもあったが、それが上手くハマったときは感動したものだ。筆者自身も、監督としてまた一歩成長できた気がする。

リーグ戦とカップ戦でフル出場したハーランドが44試合で85得点29アシストを記録したなかで、その半分の出場時間だったヴァーディは33得点23アシストを記録。このスタッツは、ヴァーディが点を取るだけでなく、周りを使うのも上手いことを示している。ヴァーディとほぼ同じ出場時間だったアンタンシェンは44試合48得点17アシストと、昨シーズンで得点王だったことを思い出させる活躍を見せてくれた。ハーランドのシーズン85得点は驚異的なスタッツだが、フル出場だったらアンタンシェンも同程度の得点を決めていたかもしれない。


無敗でリーグ優勝!J1クラブも出場のカップ戦で快進撃

優れたフォワードの活用を念頭にした今シーズンの戦い方は、リーグ開幕からクラブにピッタリとフィットした。J2リーグで38試合37勝1分け無敗。試合によって苦戦することも当然あったが、CF3人を活かした戦術プランを事前に用意していたことで迷いなく戦うことができた。

J3に引き続きJ2でもリーグ戦を無敗で優勝できたことは運の良さもあるかもしれないが、私は監督として選手の配置や採用した戦術が功を奏したものと考えている。今シーズンのJ2リーグにおけるベストイレブンにレオーネ東京から10人も選ばれたのが、上手くいっている証拠といっていいだろう。それにしても、クラブ設立から2年間でリーグ戦に負けたことがないというのは素晴らしい。

シーズン中に発生したイベントとして、アンタンシェンが自身のコンディションが良好であることを伝えるイベントが印象深い。シーズン序盤でそのイベントが発生した直後にアンタンシェンはゴールを量産し、クラブの連勝街道に貢献してくれた。前半にアンタンシェンがゴールを決めて後半はヴァーディがゴールとアシストで躍動した。クラブの戦い方は一貫しており、レオーネ東京が日本の最強クラブとして覇を唱える準備は整っている。

このクラブが本当に日本最強であることを証明できるか否かは、来シーズンのJ1でのリーグ戦にかかっている。リーグ戦で王者になることが、そのディビジョンの王者であると私は考える。日本最高峰のJ1リーグで優勝したときに初めて、レオーネ東京は日本最強を名乗るべきだろう。

J1リーグを舞台に戦う3年目が待ち遠しいが、J1からJ3のすべてのクラブが出場するルヴァンカップでレオーネ東京の強さの片鱗を見せることができた。今シーズンはルヴァンカップでも無敗を継続し、なんとJ2所属ながらJ1クラブを倒して優勝することができたのだ。監督の私としてもこれは予想外のことであり、選手たちが想像を超えて成長していることを実感させてくれた。

ただし、ルヴァンカップで優勝できたからといって、我がクラブが来シーズンのJ1リーグで無条件に優勝できるとも思わない。クラブの強さを示すスタメン総合力でレオーネ東京を上回る相手は複数存在したし、試合展開の妙で勝つことができたに過ぎないからだ。いくつかの試合は延長戦の末に勝つことができたため、延長なしの90分で勝ち続けたとはいえない。来年のJ1のリーグ戦では、挑戦者としての振る舞いを忘れないように戦っていく。


ユースから逸材加入で次回J1挑戦編にも乞うご期待

クラブが設立されたシーズンにJ3を優勝し、2年目にJ2を優勝したレオーネ東京は来シーズンに待望のJ1で戦う。国内最高峰のリーグで戦うことができることに誉れ高い気持ちになりながらも、設立から無敗を続けているクラブとして好成績を続けていきたいところだ。

ルヴァンカップで優勝したクラブは順調に成長しているが、さらに強くなる余地が残されている。自クラブのユースに有望な選手が加入していることを発見しているため、新戦力にも注目。クラブですでに実績を残した選手と新たな選手の力が融合することで、レオーネ東京はさらなる高みを目指す。

本稿の連載第2回で起用した選手の個人成績をまとめたGoogleスプレッドシートや得点シーンをまとめた動画も共有するので、よければそちらもチェックしてほしい。

プロサッカークラブをつくろう!2026』は、基本プレイ無料タイトルとしてPC(Steam)/PS5/PS4/iOS/Android向けに配信中。

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Ryuichi Kataoka
Ryuichi Kataoka

「ドラゴンクエストIII」でゲームに魅了されました。それ以来ずっとRPGを好んでいますが、おもしろそうなタイトルはジャンルを問わずにプレイします。

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