Steamにおける「フルHDモニター」使用率、なんと半数を切る。WQHDユーザーが一気に増加し約40%に
「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査: February 2026」にて、フルHDモニターの使用率が50%を切っていることが指摘され、大きな話題を集めている。

Valveは「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査: February 2026」を公開した。今年2月におけるSteamユーザーのゲーム環境に関するデータが明かされており、モニターの画面解像度における変化が話題となっている。PC関連商品を取り扱う専門店「PCワンズ」の公式Xアカウントが報告している。
ゲーム販売プラットフォームSteamを運営するValveは、「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」として、Steamユーザーが使用するゲーム環境に関するデータを毎月集計する取り組みをおこなっている。調査への参加は任意かつ匿名となっており、同意したユーザーを対象にデータが集計されている。
今回の調査では、システムメモリについて32GBを搭載しているユーザーの割合が約56%と1位に躍り出た。そのほかグラフィックボードにおいては、「NVIDIA GeForce RTX 5070」を搭載するユーザー割合が増加している。また旧正月期間ということもあってか、使用言語ではSimplified Chinese(简体中文)の割合が54.6%を記録。このように、さまざまな観点からSteamユーザー、および利用マシンの傾向が垣間見えるわけだ。
そうしたデータにおける、大阪日本橋に店舗を構えるPCパーツショップ「PCワンズ」の指摘が大きな話題を呼んでいる。それは「Primary Display Resolution」、つまり使用モニターの解像度に関するものだ。各解像度のシェアを確認すると、1位は1920×1080、いわゆる「フルHD」の解像度が全体の45.04%を占めている。2位には2560×1440のWQHD(QHD)解像度モニターが続き、割合としては38.64%。前月比プラス17.32ポイントと、大きくシェア拡大している様子がうかがえる。なお4K解像度の3840×2160は、3.06%のシェアとなっている。
依然としてフルHDモニターを用いるユーザーの割合がもっとも大きいものの、半数を切ったことは注目に値する。その点をPCワンズ公式がXにて指摘し、広く話題となっているかたちだ。
近年ではグラフィックボードそのものの性能向上のほか、レイトレーシングに対応したモデルがさまざま登場。そのほかゲーム自体もレイトレーシング、AIアップスケールなどに対応した作品がリリースされ、美麗なグラフィックとパフォーマンスの両立が押し出されているタイトルも数多く存在する。そうした状況において、より高解像度でゲームを楽しむために、フルHDからQHDへとモニター側の解像度をグレードアップするユーザーも多かったのだろう。

一方で4K解像度は先述の通り全体の3%程度にとどまっている。こちらについては、4K解像度に対応したモニターはQHDよりもさらに高価格でありサイズも大きくなりがち、かつ4K解像度で快適にゲームをプレイ可能なPCとなると値は張るだろう。4KでPCゲーム環境を整えるハードルの高さは依然としてありそうだ。またQHDも含めて文字スケーリングなどが必要でゲーム以外の普段使いや事務作業がしづらいといった懸念点もある。今回のPCワンズの投稿への反応でも、種々の理由からフルHDからの乗り換えを躊躇しているユーザーも散見される。
いずれにせよ、フルHDが一強とも言えた従来に比べて、コストパフォーマンスと見栄えの両面からQHD解像度のモニターのシェアはSteamユーザー間で大きく拡大しているようだ。また昨今ではPS5/Xbox Series X|Sのほか、Nintendo Switch 2でも、QHDや最大4K解像度に対応。PCとコンソール機でモニターを兼用している場合に“ちょうどいい”モニター解像度としてQHDが選ばれる傾向もあるのかもしれない。
ちなみにPCワンズが取り扱っているWQHDモニターの価格を確認すると、価格帯としては約2万円から購入可能なようで、4~5万円程度のものから高価格帯では10万円超えのものまで多種多様だ。興味のある方はこの機会に、より高解像度なモニターに乗り換えてみるのもいいかもしれない。
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