“『Slay the Spire 2』と発売時期被り”した新作デッキ構築ローグライク、マッハで延期発表。「開発者もみんなも『Slay the Spire 2』をプレイする」ので
『Slay the Spire 2』の早期アクセス配信日が発表され、同時期に発売予定だったデッキ構築ローグライクゲームがさっそく延期となった。

Mega Critは2月20日、『Slay the Spire 2』を3月6日に早期アクセス配信開始すると発表した。この発表を受けて、同時期に発売予定だった別のゲーム『Handmancers』のリリース日がさっそく変更されたようだ。
『Slay the Spire 2』は、デッキ構築ローグライクカードゲーム『Slay the Spire』の続編。『Slay the Spire』は高い人気を博し、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューは17万件以上にのぼり、うち97%が好評の「圧倒的に好評」を獲得している。多くのプレイヤーにとっては待望の続編リリースとなるだろう。しかし、同じジャンルのゲームの開発者にとって『Slay the Spire 2』は強力すぎる商売敵。『Slay the Spire 2』の発売日発表を受け、早くも発表されたばかりのリリース日の変更を決定したデベロッパーが現れている。

リリース日変更を発表したのは、じゃんけんで戦うデッキ構築ローグライトゲーム『Handmancers』を手がける58BLADESだ。同スタジオは2月19日に、『Handmancers』を3月9日に早期アクセス配信開始すると告知。しかしその翌日に『Slay the Spire 2』が3月6日に早期アクセス配信開始されると発表されたわけだ。じゃんけんという捻りはあるものの、ジャンルも『Slay the Spire 2』と似たデッキ構築型ローグライト。あまりにも強力なライバルの発売直後ということもあり、発売日の変更を余儀なくされたようだ。
『Handmancers』公式Xアカウントの投稿によると、当初の発売日設定はSteamにて現地時間3月9日から16日にかけて行われるターン制ゲームのイベント「#TurnBasedThursdayFest」にあわせたものだったようだ。同イベントではショーケースイベントも実施予定であり、イベント内で「『Handmancers』発売中」といったトレイラーを配信し、ユーザーを呼び込む狙いがあったという。
しかし、『Slay the Spire 2』の発売日が発表され、事態は一変。今回58BLADESが投じた声明では「君も『Slay the Spire 2』をプレイするし、私もプレイする、皆プレイする。私たちも大ファンで、とても興奮している」と前置き。そのため『Slay the Spire 2』と同じ週にデッキ構築ゲームを発売すれば「完全に押し潰される」との見立てを示した。ファンとして『Slay the Spire 2』の発売日決定を喜びつつも、自作品と『Slay the Spire 2』のリリース日のニアミスによって大打撃を受けることに危機感を覚えたようだ。
現在『Handmancers』のストアページ上でのリリース日は「近日登場」となっており、新たな発売予定日は#TurnBasedThursdayFest期間中に発表する予定とのこと。また、発売延期中には更なるゲームの磨き上げやバランス調整等を図るとともに、最初のアップデートで追加予定だったボスをリリース版に含める計画だという。なお58BLADESは声明を「『Slay the Spire 2』を楽しんでください。私たちも絶対楽しむので」と締めくくっている。

業界において人気タイトルの続編とのリリース日被りを避けるという決断はしばしば見られ、昨年には『Hollow Knight: Silksong』の発売日決定を受けて発売を遅らせるゲームも続出していた(関連記事)。今回の『Slay the Spire 2』はもともと“3月の木曜日”に配信予定であると告知されていたものの(関連記事)、いざ発表されると『Handmancers』にとってほぼ同時期に早期アクセス配信日が被る事態となったわけだ。
なお『Handmancers』は、当初パブリッシャーとの契約が打ち切られ開発が一時中断された経緯のあるタイトル(関連記事)。セルフパブリッシングにて復活を果たし、ついに発売日が決定された運びであった。今回はいわば二度目のハプニングに見舞われた状況であり、無事に発売を迎えられるかどうかは注目される。
『Handmancers』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信予定。延期後の配信日は#TurnBasedThursdayFestのショーケースイベントにて発表される見込みだ。
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