モンスター民主主義・デッキ構築ローグライト『Prime Monster』発表。魔物政治家たちのダーティー国会討論バトル、オーク議員は相手を“力”でねじ伏せる

Cavalier Game Studiosは2月20日、『Prime Monster』を発表した。

デベロッパーのCavalier Game Studiosは2月20日、『Prime Monster』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年第2四半期に配信予定。

『Prime Monster』はモンスターの政治家になって議会を戦う、デッキ構築型のローグライトカードゲームだ。本作の舞台となるのは、民主主義を採用する魔物の国。同国では種族ごとに自らの政党を打ち立て、票を求めて戦っている。プレイヤーはオーク・ヴァンパイア・ゾンビの3種族から党を選び、自分の種族に都合がよい法律の施行を目指す。

本作では法律の賛否をめぐって、対立する党と議会で討論をおこなう。バトルはターン制で進行し、規定ターン終了時に投票が実施。票数が多い側が勝利する。プレイヤーは党首として議論を先導するが、本作では自党の議員といえども、無条件で法案に賛成するわけではない。多くの議員は中立的な立場でスタートするため、カードをプレイして党の結束(Unity)を高めて、ひとりずつ賛成させていく必要がある。

Unityが一定値高まるごとに、最初は中立的立場に立つ議員たちも投票を決意する。また非難や罵倒といったカードを使うことで、対戦相手のUnityにダメージを与えることも可能だ。そしてそれぞれの種族に応じて特殊能力も用意されており、たとえばオーク党は対戦相手の議員を物理的にノックアウトして、行動を無効化することができる。嫌がらせや暴行が飛び交う、モンスターたちによるダーティーな議会運営が展開されるそうだ。

討論に勝利すれば支持率が増え、新たな戦術カードや党首としての個人的権威、政治献金などのリソースが手に入る。また定期的に開催される選挙に勝利すれば自党の議員が増えるほか、“総魔大臣”に就任して与党となることも可能。そうして手に入れたリソースを用い、さらに党を強化して自らの立場を盤石にしていく。

党として提案できる法律はさまざまな種類があり、たとえばヴァンパイア党なら国民の首にカロリー量を示すタトゥーを義務付けることが可能。またゾンビ党として、国民の歩行速度を制限したりできるという。ゲームの難易度をあげるため、あえてバカげた公約を打ち出すこともできるとのこと。そうして思いのままに国を作り変えつつ、支持率が下がって辞任しないで済むように、魑魅魍魎うごめく政界を生き抜いていくのだ。

本作を手がけるCavalier Game Studiosはイギリス・ギルフォードに拠点を置くゲームスタジオだ。Lionhead StudiosやMediatonicの元開発者らが集まって、2013年に設立された。過去には仮面舞踏会をモチーフにしたアドベンチャーゲーム『The Sexy Brutale』を制作している。同作はSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2800件中91が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。時間ループを題材としたゲームプレイや、芝居がかった独特の雰囲気などが人気を博した。本作『Prime Monster』はそんなCavalier Game Studiosの久々の新作となる。ユニークな世界観を巧みなシステムとともに作り上げる、同スタジオの持ち味は本作でも健在のようだ。

ちなみに本作『Prime Monster』は本稿執筆時点では日本語対応の予定はないようだが、Steamストアページは機械翻訳ではない丁寧な日本語ローカライズがおこなわれている。日本からの反響の大きさによっては、ゲーム本編も日本語対応する可能性もあるだろう。本作に興味のある方はウィッシュリストに登録しておくとよいかもしれない。

『Prime Monster』はPC(Steam)向けに、2026年第2四半期に配信予定だ。現在無料デモ版が配信されている。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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