最大8人マルチ空のぼり『Climber Animals: Together』、発売から2年経って突如人気爆発。同接1桁ゲームがまさかの“7000人越え”大盛況

この背景には、ある配信者の影響があるようだ。

2024年5月に配信を開始したプラットフォームアクション『Climber Animals: Together』が現在、いきなり爆発的な人気をみせている。同作は2月11日から徐々にSteam同時接続者数を伸ばし続け、2月19日には過去最大の7370人に到達。リリース直後の408人を大幅に超える同時接続者数を叩き出した。Steamレビューにもこの1週間で200件近いレビューが投稿されており、大きな盛り上がりをとなっている。この背景には、ある配信者の影響があるようだ。

『Climber Animals: Together』は、動物たちがジャンプを駆使して空を登っていくプラットフォームアクション。プレイヤーは豚や鶏などの動物となり、空中に浮かぶ足場を転々と飛び移りながら、天空にあるゴールを目指して進み続ける。いわゆる『Only Up!』のフォロワー作品だが、本作は最大8人のマルチプレイに対応している点が特徴となっている。

同作は2024年の発売から2026年の2月にかけて、約250件のSteamレビューを集め、うち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ていた。プレイヤーからの評価は上々なものの、レビュー総数は約250件に留まっており、広く遊ばれたゲームとは言い難いだろう。ところが、今年の2月に入ると、200件以上ものユーザーレビューが新たに投稿され、レビュー欄が大きく賑わう事態になっている。新たに投稿されたレビューは中国語のものが多くを占めており、中国語圏で人気を博している様子が確認できる。

また、同作のSteam同時接続者数は長らく10人前後を推移していたが、2月11日を皮切りにプレイヤー数は急騰をみせ、2月19日には歴代最多となる7370人を記録(SteamDB)。発売から2年を経て、異様な上昇率を示しているわけだ。

このたびのブームはどうやら、中国の人気配信者・陈泽(Chén Zé)氏の配信が発端とみられている。同氏は『League of Legends』の配信者として知られており、中国版TikTok抖音(Douyin)では現時点で2114万人のフォロワーを抱えている。同氏は2月11日に『Climber Animals: Together』をプレイする配信を何故か開始。配信はたちまち注目を集め、多くの視聴者が本作になだれ込んだというかたちのようだ。すでに抖音やbilibiliといった中国語圏の配信プラットフォームでは、さまざまな配信者が同作をプレイする様子が確認できる。

直近に投稿されたSteamレビューには、やはり陈泽氏の配信に言及するレビューが多く、同氏を発端に同作が売れていることがうかがえる。「最新のレビュー」では好評率が74%に留まる「やや好評」ステータスとなっているが、概ね好評を得ている様子。セーブシステムが一切なく、救済措置のないバランスに困惑する声はありながらも、マルチプレイにより協力だけではなく妨害も可能な遊び方が評価されているようだ。

昨今では配信者を中心にゲームが急速に人気を集める例は多い。たとえば、昨年3月にリリースされた麻薬シム『Schedule I』は、当時700万人近くのフォロワーを有していたストリーマーのCaseOh氏などの配信の影響もあってか、配信開始後すぐさま6万人以上の同時接続プレイヤー数を記録していた(関連記事)。『Climber Animals: Together』は長年注目を浴びてこなかった作品ながら、人気配信者にプレイされたことがきっかけとなり、発売直後の盛り上がりが霞むほどの大ヒットを記録したという点で興味深い。

『Climber Animals: Together』はPC(Steam)向けに470円(税込)で発売中だ。ゲーム内は日本語表記に対応している。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Kousetsu Taguchi
Kousetsu Taguchi

レトロゲームショップに入ると真っ先にセガサターンのコーナを確認するタイプです。

記事本文: 38