Steam高評価インフレ呪文ローグライト『スペルトナエル』なんと定価を「3倍」にがっつり値上げへ。“作品体験とズレる”ほど安すぎたので

ゲーム開発者のおまど氏は2月11日、ローグライトアクション『スペルトナエル』の販売価格を2月16日より値上げすると発表した。

ゲーム開発者のおまど氏は2月11日、ローグライトアクション『スペルトナエル』の販売価格を2月16日より値上げすると発表した。現行の価格の320円から、960円に変更される予定(いずれも税込)。

『スペルトナエル』はデッキ構築型ローグライトと弾幕シューティングが融合した、呪文詠唱アクションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。ソロプレイのほか、ローカルおよびSteam Remote Play Togetherによる二人協力プレイに対応している。プレイヤーは50音表の上を動くカーソルを操作し、敵の攻撃を避けながら呪文の文字を打ち込んで戦う。

本作に300種類以上の呪文が存在。習得済みの魔法の名前を入力することで、その効果が発動する。たとえば初期から覚えている「パンチ」は敵を攻撃してダメージを与える呪文。「フドウノニャンコ」は敵の弾幕を防ぐ無敵の動物を召喚する呪文だ。状況に応じて使う呪文を考え、50音表上を動き回って頭文字から一文字ずつ入れていく。敵を倒せば勝利となるが、被弾してライフがゼロになるか、制限時間が過ぎてしまうとゲームオーバーとなる。

本作の特徴として、戦闘中に唱えた強化魔法の効果は永続する。ステージを越えても影響を及ぼすため、できるだけ強化魔法を積み、制限時間ギリギリまで粘ってから倒すことで主人公を効率よく強化することが可能。敵に与えるダメージは主人公の攻撃力と呪文の威力の“かけ算”で算出されるため、パラメーターを積んでいけばゲーム後半では数兆ダメージなどインフレした火力を叩き出すこともできる。

一方、ステージクリア時の残タイム量が多ければ、報酬のお金が増えるという仕様もある。強化魔法に時間を使わず、早めに敵を倒せば資金に余裕が生まれ、ショップでより強力な呪文を購入できるわけだ。主人公のパラメーター強化を優先するか、資金獲得を優先するか考えるというのが、本作の戦略性の一部となっている。

また本作にはストーリー要素も存在する。お話としては、引きこもりの少女ツーが、魔法の本とともに20日間の旅に出るというもの。そんな『スペルトナエル』はマルチエンディングとなっており、ゲーム中に取った行動に応じて結末が変化。すべてのエンディングを見るためには、ストーリーの謎を解き明かす必要がある。

『スペルトナエル』は2024年9月にSteamにてリリースされた。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で291件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。インフレしていく火力の爽快感や、組み合わせ次第で思いもよらない効果を発揮する呪文のバリエーション、一筋縄ではいかない難易度などが高い評価を得ている。中毒性があるとする声も散見され、100時間以上のプレイ時間が記録されているレビューも複数投稿されている。

そんな本作の販売価格が2月16日より、税込320円から960円に値上げされることが発表された。価格改定の理由は「作品の体験と価格の間にズレがある」と感じるようになったためとのこと。開発者のおまど氏によると、本作はある程度腰を据えて遊ぶことを前提にした作品。高い難易度や独自のシステムを含んでおり、試行錯誤しながら遊んでもらうことを想定しているという。

しかしながら税込320円という価格設定だと、そうした性質を十分に把握しないまま手に取られるケースも増えてしまったとのこと。作品の遊びごたえや性質を理解したうえで手に取ってもらえるように、価格の変更を決定したという。おまど氏からは「“安さ”ではなく“体験”で選ばれる作品として、これからも本作を届けていきたい」との意気込みも伝えられている。

なお本作は現在Steamでセールを実施中。日本時間の2月13日午前3時まで、税込160円で購入可能となっている。値上げ前にお得な価格で購入できる最後のチャンスとなっているようなので、興味のある方は買っておくと良いかもしれない。

『スペルトナエル』はPC(Steam)向けに配信中。価格改定は2月16日に実施予定だ。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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