『The Binding of Isaac』開発者新作ローグライト『Mewgenics』、なんと発売半日で売上25万本突破。「3時間で開発費回収」「Steam売上1位」など記録的快進撃
Edmund McMillen氏およびTyler Glaiel氏は2月10日、『Mewgenics』を配信開始した。本作はターン制戦術ローグライトゲームとして、圧倒的な人気を博している。

Edmund McMillen氏およびTyler Glaiel氏は2月10日、ターン制戦術ローグライト『Mewgenics』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は発売直後から爆発的な売れ行きを見せ、Steamのグローバルトップセラー1位に到達するなど大きな反響を集めている。
『Mewgenics』は、猫たちを繁殖させながら部隊を編成し、ターン制バトルへ送り出す戦術ローグライトゲームだ。プレイヤーは拠点で猫の血統を管理し、能力や突然変異を世代間で継承させつつ、各地のゾーンに挑む。戦闘では位置取りや行動順を踏まえた判断が求められ、探索と育成を繰り返しながらビルドを組み立てていく設計だ。


本作では10種類以上のクラスが用意され、それぞれに75種類の固有能力が存在する。さらに900種類以上のアイテムや200種類以上の敵・ボスが登場し、能力のドラフトや装備の組み合わせによって戦い方が大きく変化する構造だ。中でも特徴的なのは繁殖システムで、戦闘を生き延びた猫はスキルや突然変異を次世代へ継承可能。血統を重ねることでマルチクラス的な能力構成も実現でき、ランごとに異なる編成と戦術が生まれる仕組みとなっている。
そんな本作は配信直後から爆発的な人気を集めており、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューは約4000件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。同時接続プレイヤー数はピーク時で6万5962人を記録(SteamDB)。Steamのグローバルトップセラーは『Counter-Strike 2』や『Apex Legends』といった常連タイトルを抑えて1位に到達している(Steam)。Tyler Glaiel氏は、発売から約3時間で開発費を回収したとSNS上で報告。発売から12時間足らずで販売本数が25万本を突破したことも明かしており、リリースから間もなく、とてつもない人気を博している様子が各所よりうかがえる。
本作は戦術性の高いターン制バトルと、世代をまたぐ繁殖システムを組み合わせた構造が持ち味。単発の育成やアイテム収集にとどまらず、血統の積み重ねがそのまま戦力拡張へと直結する設計により、長期的なプレイを前提としたスケール感を打ち出している。
あわせて、能力数やアイテム数の多さに裏打ちされた選択肢の幅広さも本作の特徴だ。戦闘面では配置や行動順を踏まえた判断が求められる一方、演出面ではブラックユーモアを前面に押し出すなど作家性も色濃い。戦術の奥行きと独自の作風を両立させた点が、発売直後の高評価につながっているとみられる。

『Mewgenics』の開発を手がけたのは『The Binding of Isaac』のクリエイターとして知られるEdmund McMillen氏と、プログラマーのTyler Glaiel氏だ。『Mewgenics』には、大量のアイテムや能力の組み合わせによって戦術が変化していく構造や、ブラックユーモアを前面に押し出した作風など、『The Binding of Isaac』に通じる設計思想もうかがえる。一方で『Mewgenics』ではターン制バトルを採用しており、アクション主体だった『The Binding of Isaac』とはプレイ感の異なる作品に仕上がっている。
なお『Mewgenics』は、もともと『Super Meat Boy』で知られるTeam Meatの次回作として2012年に発表されたが、当時のプロジェクトはその後中止。長らく開発が途絶えていた経緯を持つ。その後、Team Meatを離れたEdmund McMillen氏はTyler Glaiel氏とタッグを組み、2017年には大規模な完全新作へ取り組んでいることが報じられ(関連記事)、翌2018年には本作の再始動が伝えられた。そしてこの度、発表から約14年を経て正式リリースに至った本作が、配信直後から大きな成果を挙げた形だ。紆余曲折を経て完成に至ったプロジェクトが、今後どこまで記録を伸ばしていくのかも注目される。
『Mewgenics』はPC(Steam)向けに配信中。現在リリース記念セールが実施されており、2月25日まで定価から10%引きの3060円(税込)で購入可能。
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