『ペルソナ4』内の女装コンテスト、日本の高校生は“本当にやってる”と広まり海外ファンが仰天。きっかけは「荒木飛呂彦」

荒木飛呂彦氏と見られる人物の写真をきっかけに、「『ペルソナ4』の学園祭での女装コンテスト」が空想ではなく文化として存在することを知った海外ファンに驚きが広がっている。

漫画家の荒木飛呂彦氏の、「16歳のころの学園祭での女装写真」が海外Xユーザー間で改めて注目を集めている。なぜかこれをきっかけとして、「『ペルソナ4』の学園祭での女装コンテスト」も空想ではなく文化として存在することを知った海外ファンに驚きが広がっている。

話題となった写真は、1970年代に東北学院榴ケ岡高等学校の学園祭で撮影されたとみられるものだ。写真は同校の同窓会サイトにも掲載されており、写っている人物は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで知られる漫画家・荒木飛呂彦氏本人のようだ。海外X上ではこの写真が「16歳の荒木飛呂彦が学園祭で女装している」と説明され、たびたび話題になってきた様子。学園祭の出し物として女装姿でステージに立っている点や、その端麗な容姿も相まって、今回も海外ユーザーの間で急速に拡散していった。

特に目立つのは、「かわいい」「美しい」といった率直な称賛と同時に、「なぜ学園祭で女装しているのか」という素朴な疑問だ。世界的な人気漫画を生み出した荒木飛呂彦氏という意外性もさることながら、そもそも学園祭で女装していること自体が珍しがられているようである。

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さらにそんな中、今回の写真をきっかけに再び話題に上がったのが、『ペルソナ4』の学園祭イベントだ。X上では、同作の学園祭シーンへの言及とともに、「あれは完全にゲームオリジナルのネタだと思っていた」「まさか実在の学校行事だったとは」といった反応も寄せられている。

『ペルソナ4』は地方都市の高校を舞台に、日常生活と事件捜査が並行して描かれるRPG。作中では学園祭を舞台にした女装コンテスト「ミス?八高コンテスト」が開催される。同イベントでは仲間キャラクターの「クマ」が女装姿で飛び入り参加し、結果的に優勝するという展開が描かれており、海外では突拍子もないフィクション上のギャグ演出として受け止めていた人も少なくなかったようだ。

一方で、日本の学校文化において学園祭での女装企画自体はたとえば一部の男子校などの恒例行事としておこなわれており、一定の知名度があるだろう。ただ海外では、高校のイベント内で女装したうえで美しさを競うコンテストが毎年おこなわれるという点が珍しさから注目されやすい様子。たとえば米国のメディアTeen Vogueは2015年、かつて東京都内の男子校で行われていた「ミス筑駒」の様子が報じられたこともあった。

今回拡散された荒木飛呂彦氏の写真も、そうした文化を知らない人々にとっては強いインパクトを持つのだろう。またこの写真をきっかけとして、長らくまったくの空想と思われていた『ペルソナ4』の「ミス?八高コンテスト」が、日本の学校に実在するイベントを踏襲していると知れ渡っているのは面白い現象かもしれない。

ちなみに先述した「ミス筑駒」については近年では実施されなくなり、「ミスター筑駒」のみが開催されている様子。別の学校でも女装したミスに加えて、ミスターもあわせて決めるコンテストが追加されるなど、各学校の女装コンテストのあり方も時代とともに変容を見せているようだ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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