Valve、新ハードウェア「Steam Machine」などの発売時期&価格は“見直しが必要”と明かす。メモリとストレージが世界的に高騰しすぎなので

Valveは新ハードウェアについて、発売時期と価格の見直しに迫られていると説明した。

Valveは新たなSteamハードウェア3機種を2026年上半期に発売予定。昨今のパーツ高騰の現状を受け、現時点では目標出荷時期は変わらないとする一方で、発売時期と価格の見直しに迫られていると説明した。

同社は昨年11月に小型ゲーミングPC「Steam Machine」、VRヘッドセット「Steam Frame」、ゲームパッド「Steam Controller」の3製品を発表。それぞれ2026年初頭に出荷予定と伝えられており、価格については未定となっている。特にSteam Machineは、Steamでおこなわれる匿名の「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」も参考に性能が決められているといい、その価格設定の行方に注目が集まっていた(関連記事)。

そうしたなかで、このたびSteamハードウェアブログにて、製品の発売時期と価格についてのFAQが公開された。Valveによれば、発表当初は具体的な価格と発売日を現時点までに発表できる予定であったという。しかし、現在メモリとストレージが世界的な供給不足に陥っており、価格は急激に上昇中。こうした事態を受けて、3製品のうち特にSteam MachineとSteam Frameについては、具体的な出荷スケジュールと価格の見直しをおこなう必要に迫られているとのこと。

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またValveは、3製品すべてを今年の上半期に出荷するという目標に変わりはないとしつつ、具体的な発売日と価格を発表するためには、急速に変化する状況を見極めなければならないとの姿勢を示した。今後計画が決まり次第、出来る限り早く知らせるそうだ。

昨今ではAI分野での需要急増により、半導体メモリ製品が世界的な品薄となっており、DRAMを用いたPCのメインメモリの高騰のほか、NANDフラッシュメモリを用いたSSDにも高騰の波が押し寄せている(関連記事)。またグラフィックボードについても、特に大容量のVRAMを搭載したモデルは一部で入手困難となっている状況も報告されており、PCの価格に与える影響は計り知れない。Valveは情勢の変化を注視しつつ、改めて発売日および価格の発表の機会を設けるということだろう。

なおメモリ価格の高騰に関連しては、Nintendo Switch 2の好調な売れ行きが報じられる任天堂の姿勢にも注目が集まっている。任天度の代表取締役社長である古川俊太郎氏は、先日おこなわれた2026年3月期第3四半期の決算説明会にて、メモリ価格の高騰に関する多数の質問に回答。現時点では同期におけるハードの採算性に大きな影響を及ぼしておらず、来期についても大きな影響は生じない見込みと評価。一方で、今後状況が著しく悪化した場合には、市場の動向を慎重に見極めながら対応していくと話している(関連記事)。Valveに限らず、ゲーム用ハードウェアを製造する各社が部品の高騰に対して目を尖らせているようだ。

なお記事ではそのほか、新ハードウェアの発表後にもっとも多く寄せられたという質問にも答えている。製品の詳細な仕様について気になる方は確認してみてほしい。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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