大手PCメーカーASUS、一部製品の値上げを実施へ。世界的メモリ高騰を受けて

ASUSTeK Computerは現地時間1月5日より、製品価格の調整を実施するとのこと。海外メディアがASUSTeK Computerの通知を公開するかたちで報じている。

ASUSTeK Computerは現地時間1月5日より、製品価格の調整を実施するという。メモリの価格の高騰を含め、コストが上昇を続けているためとのこと。海外メディアTrendForceが報じている。

ASUSTeK Computerは台湾に本拠を置く、コンピュータテクノロジーだ。「ASUS」ブランドにて、PC本体や周辺パーツなど、多種多様な電子機器を販売している。

報道によると、今回ASUSTeK Computerが業界関係者向けに、製品の価格調整をおこなう予定と通知をおこなった。通知は2025年12月30日付けで実施され、新価格は2026年1月5日より適用予定。また価格調整は特定の製品に限ったものとされており、すべての製品価格が一律で変更されるわけではないようだ。

通知では、価格調整の理由について製造コストの上昇があげられている。複数のコンポーネントのコストが継続的に上昇しており、特にメモリ(DRAM)とストレージ(NAND/SSD)の価格上昇が顕著であるとのこと。市場状況を踏まえた結果、製品の品質を維持するためには、上昇したコストを吸収するための価格変更が必要だと判断したという。

昨今ではAI分野での需要急増により、世界的にメモリが品薄になっている。PCや関連パーツの小売価格も急上昇しており、たとえば大手PCメーカーのDellも先立って製品価格の改定を実施していた(関連記事)。今回のASUSの価格変更も、そうした流れを受けたものだろう。

またメモリ製造への新規参入はハードルが高く、仮に工場を新設したとしても、生産開始までに2年はかかるとされている。ASUS自身も、自社がメモリ製造に参入する計画はないと発表していた(関連記事)。急激な増産の難しさから、現在のメモリの品薄は年単位で継続するともいわれており、今後の市場の動向も注目される。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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