Steamで“クリスマス直撃”接続障害発生、長時間にわたって。復旧と見せかけてまたダウン

PCゲームプラットフォームSteamにて、本日12月25日未明より継続的に接続障害が発生している。早朝に復旧したかのように見られていたが、本稿執筆時点ではふたたび接続が遅い、あるいは難しい状態となっている。

ユーザー報告をもとに各種サービスの稼働状況を記録するサイトDowndetectorを見ると、12月25日午前3時ごろを境に障害発生報告が急増。XやRedditといったSNS上でも接続しづらいという報告が多数寄せられ、PC Gamerなど複数の海外メディアが報じていた。

その後午前6時ごろにはいちど復旧したかのようにみられていたものの、Downdetectorではふたたび障害発生報告が増加し本稿執筆時点では接続が困難な状況に陥っているようだ。SNS上のユーザー報告のほか、PC Gamerも接続障害が継続している状況を伝えている。筆者も確認したところ、ブラウザ・クライアント共にSteamストアに繋がりにくい状況となっている。

今回Steamへの接続障害が発生している原因は不明。なお今年10月にはAmazon Web Services（AWS）にてDynamoDBというデータベース向けのDNS自動管理システムにて不具合が生じたことに起因する障害が発生。SteamだけでなくさまざまなWebサービスに波及し、大規模な接続障害が発生する例もみられた（関連記事）。さらに11月にはCloudflareの障害に起因する世界的なWebサービスの障害も発生していた（関連記事）。

とはいえDowndetectorを見る限り今回障害発生報告が増加しているのはSteamのほかには少数のサービスにとどまる。インフラ的役割を担う大規模Webサービスの障害とは別の原因があるのかもしれない。いずれにせよ、クリスマスを直撃する障害発生となっており、SteamストアではSteamウィンターセールも実施中。復旧が待たれるところだろう。

【UPDATE 2025/12/25 13:39】
Downdetectorでは午前11時前後を境にAWSやCloudflareを含む多数のWebサービスで障害発生報告が急増（関連記事）。Steamについては落ち着きを見せているものの、予断を許さない状況だ。