『Apex Legends』『Titanfall』のスタジオ設立者Vince Zampella氏、交通事故でこの世を去る。『Call of Duty』の生みの親でもあるベテラン、急逝

『Apex Legends』の開発元Respawn Entertainmentの共同設立者であり、近年では『Battlefield』シリーズも総括していたVince Zampella氏が交通事故で逝去していたことが明らかとなった。

『Battlefield』シリーズを総括していたVince Zampella氏が、現地時間12月21日に交通事故で逝去していたことが明らかとなった。

Vince Zampella氏は、直近では『Battlefield』シリーズのエグゼクティブバイスプレジデント兼グループゼネラルマネージャーを務めていた人物だ。業界のベテランであり、かつて2015 Inc.にて『メダル・オブ・オナー アライドアサルト』を手がけたのち、Jason West氏など同社のスタッフらと共に独立してInfinity Wardを共同設立。同スタジオはActivision傘下に入り、『Call of Duty』第1作を生み出した。

その後Zampella氏とWest氏は2010年にActivisionによりInfinity Wardを解雇されたものの、今度は同スタジオのスタッフを引き連れてRespawn Entertainmentを共同設立。同スタジオが手がけた『Titanfall』シリーズはヒットを記録し、Electronic Artsの傘下入りした後は人気作『Apex Legends』を手がけてきた。直近では『Battlefield』シリーズの総括責任者となり、『Battlefield 6』の開発を指揮していた。

今回、Zampella氏が逝去していたことが明らかとなった。NBC Los Angelesによると、同氏は現地時間12月21日にロサンゼルス北部の山岳地帯を走るAngeles Crest Highwayにてフェラーリを運転していたが、トンネルを出た直後のコンクリートの防護壁に激突し、同乗者1名と共に亡くなったという。享年55歳であった。

突然の訃報に業界には動揺が広がっており、EAは各メディアに対して声明を発表。想像を絶する損失であるとし、同氏のこれまでの功績を讃えている。またRespawn Entertainmentも声明を投じており、業界にとって伝説的な存在であったとして同氏の急逝を悼んでいる。両社ともに同氏を同僚であり大切な友人でもあるとコメント。業界にとって大きな損失であると同時に、関係者間にも悲しみが広がっている。Zampella氏のご冥福をお祈りいたします。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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