『グランブルーファンタジー』年末恒例の“ガチャピンさんとムックさん”、忽然と姿を消し困惑広がる。無料ガチャルーレットはそのままに、ふたりは消失
Cygamesは12月22日、『グランブルーファンタジー』に向けて「ゆく年くる年キャンペーン」を開催すると発表。しかし近年恒例だった“ガチャピンさんとムックさん”が姿を消したことで、ユーザーからは驚きの声も上がっている。

Cygamesは12月22日、『グランブルーファンタジー』に向けて「ゆく年くる年キャンペーン」を開催すると発表した。全体期間は2025年12月23日午前0時から2026年1月12日午前4時59分まで。
『グランブルーファンタジー』はCygamesが2014年3月より配信している基本プレイ無料ゲームである。本作の舞台は、多彩な島々が空中に浮かぶ空の世界。主人公は失踪した父の便りを手に、約束の地「イスタルシア」へ旅立とうとしていた。そんな中、主人公は謎の少女ルリアと出会う。多くの仲間たちとも出会いながら、空の果てを目指す旅を繰り広げる。システム面では、いわゆるガチャ要素やコマンドバトルを採用。マルチバトルによって、ほかのプレイヤーとの協力も可能となっている。
またコンシューマー向けにはアクションRPG『グランブルーファンタジー リリンク』、格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』をリリース。そのほかオーケストラコンサート「GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SYMPHONY IN BLUE-」など、多岐にわたって展開されている人気作品だ。
今回Cygamesは『グランブルーファンタジー』に向け、「ゆく年くる年キャンペーン」を開催すると発表。目玉となるのは最大200連ガチャ無料ルーレットキャンペーンであり、こちらは1月6日午前4時59分まで開催予定。本作はいわゆるガチャ要素がある作品でもあり、期間限定でしか手に入れることができないリミテッドキャラや、バトルなどで役に立つ、強力なSSRキャラも多数存在。本イベントはそんなキャラを無料で手に入れられる、年末年始の恒例キャンペーンとなっている。
キャンペーン期間中は、毎日のログイン時に「ルーレット」を回すことができる。ルーレットの出目により、無料で10連ガチャを引ける回数が決まる。期間中は必ず1回以上最大20回無料10連ガチャを引くことができる。そして2017年より、ルーレットには突如としてガチャピンとムックが登場。フジテレビの番組「ひらけ!ポンキッキ」でお馴染みのマスコットキャラだ。2018年からはルーレットに「ガチャピンゾーン」が設定され、「ガチャピンゲージ」も登場した。
ルーレットでは、このゾーンに止まったり、ゲージを溜め切ったりすることで「ガチャピンモード」に移行。SSレアが出るか、最大30回(合計300連)まで無料で10連ガチャを引くことができるというお得なモード。お目当てのキャラをこのモードで手に入れたことから、騎空士(プレイヤー)からは感謝や尊敬の念を込めて「ガチャピンさん」と呼ばれることもあった。なお「ガチャピンモード」後には一定確率で「ムックモード」に突入。こちらもSSレアが出るか、ガチャピンモードとあわせて最大30回まで無料10連ガチャを引くことができた。一風変わったコラボレーションでありつつ、ユーザー間では親しみ深い年末年始の恒例要素となっていたわけだ。

一方で、今回発表された「ゆく年くる年キャンペーン」では、ルーレットから「ガチャピンゾーン」が消失。代わりに「Breakゾーン」「Modeゲージ」などに名を改められ、同様のシステムながらガチャピン/ムックの名前だけが消えたかたちだ。突然の“お別れ”にはプレイヤーたちも困惑を隠せないようで、SNS上では共に歩んできたガチャピン/ムックへの思いが綴られたコメントが寄せられることに。彼らを真の仲間と表するコメントや、“ガチャピンさん”の不在を寂しがる声が集まっている。
なお『グランブルーファンタジー』とガチャピン/ムックとのコラボは先述した通り2017年より始まり、キャンペーンだけではなく「ガチャピン・ムックのあおぞらものがたり」として、コラボイベントシナリオも実装されていた。今年でも、3月に開催された「11th Anniversaryキャンペーン」では、ルーレットキャンペーンにガチャピンとムックが登場していた。そんな中で、「ゆく年くる年キャンペーン」にていきなりのお別れということもあり、驚きが広がっているかたちだ。なぜ突如姿を消したのかが今後明かされることはあるのか、また今後復刻することがあるのかどうかも注目したい。
『グランブルーファンタジー』は、iOS/Android/ブラウザなどに向け、基本プレイ無料で配信中だ。
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