“一人称視点”リアル競馬ゲーム『Full Stride（フルストライド）』2026年第1四半期リリースへ。騎乗操作とレース戦術に特化した本格ジョッキーレーシング

国内デベロッパーのBlue Bulletは12月18日、ジョッキーレーシングゲーム『Full Stride（フルストライド）』を2026年第1四半期に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）/PS5。

本作は、本作ではジョッキー（騎手）視点でのリアルなレース体験を追求するという競馬ゲームだ。ソロプレイおよびオンラインマルチプレイに対応する。

『Full Stride（フルストライド）』は、騎手の視点と操作によるレースコントロールに重点を置いたジョッキーレースゲームだ。プレイヤーは馬上の視点から、馬のスピード・スタミナ・位置取り・タイミングなどを管理し、各馬の特性やコースの構造に応じてレースを進めていく。「スタート前の緊張感」「道中のポジション争い」「仕掛けのタイミング」「直線での追い比べ」などを通じて、レースの醍醐味を存分に味わえるとのこと。

馬は、それぞれスピード・スタミナ・スプリント能力・コーナリング・馬場適性・気性などに特性を持つ。またコースに関しては、場所によって距離・馬場・地形・レイアウトが異なり、さらに時間帯による見た目の変化も表現されるそうだ。一方で、馬の調教や餌やりといった育成・繁殖要素、血統要素といったものは用意されず、本作は騎乗操作とレース戦術に特化したゲームとなる。

このほか、スプレッドシートを用いたエディット機能が用意され、史実馬や騎手などのデータをエディット可能。馬の見た目だけで50種以上のパラメータが存在し、本作が推奨するゲームパッドでの操作が難しいこともあって、ゲーム内にエディット機能を実装するのではなく、外部のスプレッドシートで管理し取り込む方式にしているそうだ。

本作は昨年発表され、競馬ゲームファンを中心に大きな注目を集めた。その後開発元は、YouTubeでのライブ配信を通じて開発の方針や進捗状況などを随時報告。そして今回、PC（Steam）/PS5を対応プラットフォームとし、2026年第1四半期にリリースすることが明らかにされた。

また今回の発表にあわせて、クラウドファンディングプラットフォームPatreonに本作のページが開設された。開発元によると、これまで自己資金を中心に開発を進めてきたが、Unreal Engine 5への挑戦やマルチプレイ対応、そして妥協なきクオリティの追求により、開発期間・資金ともに想定以上のリソースが必要な状況になったという。そして、応援してくれるファンの声を直接ゲームに反映できる環境が本作にとってベストであるとし、Patreonを通じた開発支援をファンにお願いすることを決断をしたそうだ。支援に対する主なリターンとしては以下が挙げられている。

・Discord先行招待：開発に関する情報を共有するDiscordへ招待します
・開発日誌の閲覧：制作の裏側や技術的なこだわりを公開
・先行テストプレイ：リリース前のビルドをいち早く体験
・クレジット掲載：ゲーム内に支援者様のお名前を刻みます
・プロトタイプ版の配布：以前製作したプロトタイプ版のビルドを配布します
・スプレッドシートの先行公開：エディットで利用するスプレッドシートを先行公開します

『Full Stride（フルストライド）』は、PC（Steam）/PS5向けに2026年第1四半期に配信予定だ。興味のある方は、本作のPatreonページもぜひチェックしておこう。