音沙汰なかった“超リアル”ボディカム視点FPS『Unrecord』、「開発本格化する」と生存報告。2026年には“真の最終形態”もお披露目予定

DRAMAは12月17日、『Unrecord』について開発状況のアップデートを発表。開発予算の確保に成功し、2026年にはアップデートのお披露目も控えているとのこと。

デベロッパーのDRAMAは12月17日、『Unrecord』について開発状況のアップデートを発表した。発表によれば、投資家の出資により本作制作における必要な予算を確保できたとして、本格的な開発に取り組む旨が伝えられている。

『Unrecord』はシングルプレイ用のタクティカルFPSゲームだ。ゲーム内では、クライム系やスリラー系の作品から影響を受けた、捻りの効いたストーリーが描かれるという。犯罪の捜査をおこない、さまざまな人物と対峙する際には、選択肢を選ぶかたちで会話も展開される。またリトライを重ねるゲームプレイであることがアピールされており、死と隣り合わせの戦闘が特徴となるようだ。

そして本作ではボディカメラでの録画映像を模した視点で進行することが特徴。Unreal Engine 5にて開発された、実写さながらのフィールドや、銃の反動、手ぶれといった要素が公開された映像からうかがえる。加えてプレイヤーキャラが自由な手の動きを見せるそうで、特徴的な照準システムが採用されているとのこと。

本作は2023年4月に発表され、映像表現のリアルさについてさっそく大きな注目を集めた。そのリアルさについては、“前撮りしたビデオ”なのではないかとの疑念を寄せられる一幕もあったほどだ(関連記事)。しかし本作を手がけるDRAMAは開発者Alexandre Spindler氏と、ミュージシャンのThéo Hiribarne氏の2人による、フランスのごく小規模なインディーゲームスタジオだ。本作がスタジオの初作品でもあり、2人での制作ということもあってか、2023年に開発の初期段階かつ投資家などを募集中である旨が伝えられて以降、目立った音沙汰がない状態だった。

今回、突如として発表された内容によると、DRAMAは『Unrecord』の開発規模を10人まで拡大し、今後も増員の方針にあるとのこと。また本作について、投資家からの支援を受け、制作予算の確保に成功したと明かされた。このことにより、本格的に『Unrecord』の開発が進行するようだ。

DRAMAは現在、未完成な作品の公開は避け、さらにブラッシュアップを図る方針にて制作をしているとのこと。一方で2026年に最終ビジョンを反映したアップデートをお披露目する予定とのことで、続報にも期待が寄せられる。

『Unrecord』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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