美少女プラモデルからゲーム化、『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』正式発表。元『アイドルマスター』ディレクター石原氏が携わるSF恋愛サスペンスADV

グッドスマイルカンパニーは12月16日、『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』を発表した。

グッドスマイルカンパニーは12月16日、「『VALKYRIE TUNE』ヴァルチュン情報局 2nd SONG」の中で『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』を発表した。公式サイトを見る限り、対応プラットフォームはPC。Steamストアページが近日公開予定となっており、体験版の公開も予定されているそうだ。

本作と関連した「VALKYRIE TUNE」は、武装楽器を操る少女たちがチューンドバトルを繰り広げる、美少女プラモデルプロジェクトだ。「VALKYRIE TUNE」の遥か未来の世界では、武装楽器(ハーモニックウェポン)を操る少女たち(TUNEDーチューンドー)が、毎夜センターアリーナで開催されるチューンドバトルを繰り広げていた。バトルの上位ランカーとなり、シティランクが上昇すれば都市で叶わない願いはない。少女たちは戦いにすべてを賭け、旋律で世界を震わせていた。同プロジェクトは音楽をコンセプトとした美少女プラモデルシリーズとなっており、商品展開を軸にさまざまなメディアで作品の世界を広げていくのだという。グッドスマイルカンパニーによるメディアミックス作品であるわけだ。

本作『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』は、なぜか救世主と呼ばれる記憶喪失の青年が6人の少女と暮らし、やがて驚愕の秘密を知るSF恋愛サスペンスノベルゲームである。本作の舞台となるイニティウムは、女性しかいないドーム都市だ。主人公のレイは、ある時コールドスリープから目を覚ました、記憶喪失の青年だ。何故か救世主と呼ばれるレイは、記憶を取り戻すために武装楽器ハーモニックウェポンを操る6人の少女たちと生活。知らない世界に戸惑いながら、記憶回復チームである少女たちとの時間を過ごしていく。

しかしそんな生活の中には、わずかな違和感があった。レイはやがて驚愕の秘密を知り、否応なく大きな運命に巻き込まれていく。さまざまなアイが共鳴する、未来の再起動ストーリーが描かれる。

キャラクターとしては、感情豊かで直情的、都市では変わり者だというヒロインのリサ=キャスター。几帳面で責任感が強く、心のゆらぎが深まっていくというもう一人のヒロインであるエリカ=ストラディヴァリ。死を極端に恐れるオタク気質の少女アイリス=ブルックナー。無邪気で純真なムードメーカーのローラ=クラビア。必要最小限しか話さない好奇心旺盛な少女メイス=アルタス。記憶回復チームの指揮官であるマチルダ=パトリコラ、ドーム都市の管理者であるアイリーン=セルマなどが登場。それぞれ担当声優も発表されている。

本作関連では、2025年6月の「VALKYRIE TUNE」の本格始動時にゲーム化が発表。ジャンルがSF恋愛サスペンスであり、2025年末に体験版が公開予定であるといった情報が明かされていた。今回はそんな本作のタイトルや、概要などが公開されたわけだ。開発陣としては、フロントウィングが制作を担当。グッドスマイルカンパニーの石原章弘氏が、プロデューサー/原案/シナリオ/企画を務めている。同氏は、2016年まで『アイドルマスター』シリーズにて「ディレ1」と呼ばれながら統合ディレクター、2019年まで『ウマ娘 プリティーダービー』にコンテンツプロデューサーとして携わってきたクリエイター。メディアミックス作品「VALKYRIE TUNE」のプロデューサーも務めており、「VALKYRIE TUNE」およびゲーム『ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』は同氏の携わるコンテンツとなるわけだ。またメインディレクターおよび演出は、フロントウィングのmolion氏が務めているそうだ。

ヴァルキリーチューン:機械仕掛けのアイ』は、Steamのストアページが近日公開予定。発表にあわせて、公式サイトが公開されている。

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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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