『バルダーズ・ゲート3』開発元新作の“壮絶トレイラー”に動揺広がる。和やかトレイラーから始まるThe Game Awardsに突如ショッキング映像、対象年齢が迷子
公開されたトレイラーのあまりの壮絶さに、ユーザーたちは驚きの声を漏らしている。

12月12日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催された「The Game Awards 2025」にて、『Divinity』がお披露目された。待望のシリーズ新作として注目が集まるかたわら、公開されたトレイラーのあまりの壮絶さに、ユーザーたちは驚きの声を漏らしている。
『Divinity』シリーズは『バルダーズ・ゲート3』の開発元としても知られるLarian Studiosが手がける見下ろし型RPGだ。テーブルトークRPGの仕組みを取り入れたいわゆるCRPGにあたるゲームシステムが特徴。今回発表された『Divinity』は、2017年に発売の『Divinity: Original Sin II』以来の新作となるようだ。

ところで、「The Game Awards 2025」では会場でのパフォーマンスとともに本作の発表がスタート。中世風の服装を纏った人々が歩み寄るステージは徐々に天候が崩れ雷雨に。不穏な空気が漂った次の瞬間、人々が次々と宙に浮かび上がり、空は不気味に赤く染まっていく。

続けて公開されたトレイラーは、成人向けのかなり強烈な映像となっている。酒と性愛に溺れ、祭りのように市民たちが騒ぐ村では、柱に吊るされた裸の男性が焼かれることになる。冠のようなものを被せられた姿から推察するに、なんらかの儀式の生贄となっているようだ。


そして炎に包まれた男性の身体はみるみるうちに爛れていくが、膨れ上がった背中からは生物と思しき大量の物体が噴出。逃げ惑う村人たちの悲鳴が響いたかと思えば、暗転後には息絶えた男性の姿が映し出される。柱にはなんと村人たちや家畜がまとめて突き刺されており、彼らは一つとなって不気味な像と化したのだ。
そんなグロテスクまたは性的な内容も含まれるややショッキングな発表となり、SNS上には動揺が広がった様子。というのも「The Game Awards 2025」では、牧羊犬として羊たちを追うアドベンチャーゲーム『The Free Shepherd』に始まり、かわいらしい作品もさまざま紹介。そうしたなかで『Divinity』のひときわ壮絶な発表がおこなわれ、その温度差が話題となっているようだ。食事中で油断していたというユーザーが不意打ちを食らったといった反応も見られる。
「The Game Awards」や「Summer Game Fest」といった海外のショーケースイベントでは特に、グロテスクなトレイラーも交えた多種多様なゲームが紹介される傾向にある。そのため紹介される作品に“温度差”があるのは今回に限った話ではないものの、『Divinity』のトレイラーは同様のイベントを見慣れている海外ユーザーやメディア関係者にも強烈な印象を残している模様だ。
なおLarian Studiosが手がけた前作『バルダーズ・ゲート3』では、作中において成人向けのシーンが多々存在。ファンタジー世界における生々しい描写もLarian Studiosの持ち味の一つであり、新作『Divinity』のゲーム内においても引き続き際どい表現が多数収録されるのかもしれない。
『Divinity』は開発中。
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