デベロッパーのEnigmaDev Studiosは12月10日、『Upload Labs』のアップデート2.0を12月19日に配信すると発表した。本作の対応プラットフォームはPC（Steam）で、日本語表示にも対応している。

『Upload Labs』は、コンピューターのシステムを構築してお金を稼ぐシミュレーションゲームである。プレイヤーは稼いだお金でコンピューターの性能を向上させ、さらに効率的にお金を稼いでいくことになる。そうして性能をどんどん向上させていき、やがては科学研究、ハッキングによる侵入、汎用人工知能を目指すAI開発などをおこない、最終的には避けられない宇宙の熱的死、いわゆる“宇宙の終わり”を克服するという壮大な目標が展開される。

ゲームプレイでは、「Labs OS」と呼ばれる仮想のOSの中で、コンピューターのさまざまな機能を持った「ノード」を繋げることでシステムを組んでいく。システムによって稼いだお金を使って、ノードのアップグレードや新たなノードの開放をおこなっていけば、コンピューターの性能を向上させることが可能。やがては宇宙規模の問題に対抗できるほどのスーパーコンピューターになっていくわけだ。

本作は10月4日に無料でリリース。いわゆる放置ゲームでありながら、やめどきを失うノードの配線管理や、指数関数的に数値が増えていく強化要素がくせになるとして、たちまち高評価を獲得。ユーザーレビューでは約4000件中91％の好評率で非常に好評「ステータス」を獲得している。

そして先月存在が明かされていた2.0アップデートについて、今回12月19日に配信されることが発表された。本作のリリース後最初の大規模アップデートとなるようだ。

まず大きな新要素としては、新たにハードウェア製造のコンテンツが追加されている。GPUやルーターなどのハードウェアを組み立てる新たなノードが追加されており、詳細はまだ不明ながらリソース管理により深みが生まれそうだ。そのほか、研究ツリーや実績の改修など、膨大な新要素が存在。トレイラーではその一端が明かされており、詳細については公式のパッチノート掲載を待ちたい。

『Upload Labs』はPC（Steam）向けに無料で配信中だ。

Shion Kaneko