超能力推理ADV『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』5時間遊べる大ボリュームの体験版公開。マナの過去を巡る、高評価作『Staffer』シリーズ新作
Team Tetrapodは12月5日、『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』の無料体験版を公開した。

Team Tetrapodは12月5日、『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』の無料体験版を公開した。同作はPC(Steam)向けに、日本語対応で2026年発売予定。体験版には、製品版から第1事件の全編が収録されており、日本語字幕でもプレイ可能となっている。
『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』は、超能力にまつわる過去の事件を追う、推理アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、超能力が実在する世界だ。超能力をもつ道具「ステップ」によるマナ現象は過去の魔法であり、奇跡と呼ばれた。またイタリアのシチリア島では、奇跡を支配。旅客船までもが石油の代わりにステップの力によって動いていた。
本作の主人公であるヴェリータ・レトロは、特にやりたいこともない、シチリア島に住む少女だ。もうすぐ14歳になる彼女は、レトロショップを営む父と平穏に暮していた。しかし彼女は、ある理由から1000万の借金を肩代わりすることとなってしまう。ヴェリータは債務をなんとかするため、ステップと関わっていく。与えられた仕事だけをして生きていければ十分だと思っていた少女の視点から、超常現象を起こす物質「マナ」の過去を辿る物語が繰り広げられる。


ヴェリータは探索や推理によって、目の前の出来事に立ち向かっていく。本作は推理アドベンチャーゲームとなっており、基本的にはテキストによって物語が進行していく。ストーリー上で謎と相対した際には、推理パートが展開される。プレイヤーは、キャラクターとの会話や、提示された文書をもとに、状況を推理。たとえばゲーム序盤では新聞や帳簿、地図などから情報を整理して、ある本の行き先を推測していく。本作では情報の組み合わせによって、主人公ウェリータと共にプレイヤーが謎を解いていくのだ。
公称プレイ時間は30時間以上で、全6エピソードが収録。推理の結果によってエンディングが変化する。ストアページによると、推理によって物語の展開が変えられるようだ。また本作には、21人以上のキャラクターが登場。全キャラクターにSpineによるアニメーションが適用されており、動く立ち絵によって物語が彩られるようだ。


本作は、韓国のデベロッパーTeam Tetrapodが手がけている。過去作としては、「The Tetrapod Saga」とも称される「Staffer」シリーズを展開している。2023年にリリースされた本作の前作『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー3443件中94%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。同作は2024年に日本語対応を果たした後、国内のプレイヤーからもストーリーが高く評価されてきた。日本語関連では、フルボイス対応のコンソール版が発売されているほか、10月のアップデートでSteam版も日本語フルボイスに対応している。また「Staffer」シリーズとしては、『Staffer Reborn』『Dice Eater:超能力推理カードゲーム』といったスピンオフ作品もリリースされてきた。
本作は高く評価されてきた『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』に続く、「Staffer」シリーズのメイン作品2本目となる。今回公開された体験版では、そんな本作の本編より「第一事件の全編」が収録されている。ストーリーとしては、ヴェリータが債務を背負う前の平凡な日々からスタート。第1事件では、能力や発動条件が不明な彫像のステップに関わり、来歴などを調査していく。プレイヤー自身が情報を推理して謎を解く推理パートも複数登場。主人公ヴェリータ自身の物語も、事件と共に描かれていた。公式X(旧Twitter)アカウントのポストによると、第1エピソードのプレイ時間は5時間地度。日本語字幕にも対応している。
『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』はPC(Steam)向けに、日本語対応で2026年発売予定。無料体験版は、Steamにて配信中だ。
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