最大4人プレイ対応・マイク必須絶叫禁止ホラー『DON’T SCREAM TOGETHER』本日配信開始。一人でも叫ぶと即やり直し、“敵”にもなれるパニック体験

Digital Cybercherriesは12月4日、『DON’T SCREAM TOGETHER』をPC(Steam)向けにリリース。本作は一定以上の声量で叫ぶとやり直しとなるホラーウォーキングシムだ。

デベロッパーのDigital Cybercherriesは12月4日、『DON’T SCREAM TOGETHER』をPC(Steam)向けにリリースした。本作は日本語表示に対応している。

本作はホラーウォーキングシム『DON’T SCREAM』の開発元による新作となる絶叫禁止マルチプレイホラーだ。『DON’T SCREAM』では、動かないと時間が進行しなかったり、一定以上の声量で叫ぶとゲームプレイが初めからやり直しになったりといったゲームシステムが存在していた。『DON’T SCREAM TOGETHER』でもこうしたシステムは引き継がれ、悲鳴や大声を出すとゲームがリスタートする。

『DON’T SCREAM TOGETHER』では最大4人のパーティにて、幽霊が出ると噂される森を探索、朝8時まで無事に生き延びることを目指す。しかし本作ではそれだけではなく、「Cursed」モードでゲームを開始した場合、叫んだ人物が追跡/潜伏/威嚇能力を持つ「ハンター」として復活。残りのプレイヤーを追い詰めていくことになる。

本作は盛況を博した『DON’T SCREAM』に続く作品として、10月24日に発表された。Digital CybercherriesのディレクターJoe Henson氏によれば、前作プレイヤーからの「友達と遊びたい」という声を受け、本作には協力プレイ要素を盛り込んだのだという。注目を集めたホラーゲームが協力要素を携え新作として登場するとのことで、ウィッシュリスト登録数が27万件となるなど、話題を呼んでいた。

そんな『DON’T SCREAM TOGETHER』が本日発売された。本作はさっそく多くのプレイヤーに遊ばれており、ピーク時には1846人のプレイヤー数を記録している(SteamDB)。

本作は協力プレイのホラーゲームとして、誰かがトラブルに見舞われて大きな声を出せばまとめてやり直しになるという、シンプルながら緊張感ある体験が中心となっている。森にも動物や超常現象などといったギミックのほか、落とし穴などといった罠なども用意されている。“集団パニック”を起こさないことばかり気を付けていると、今度は森に仕掛けられたさまざまなトラップに引っかかることもあるだろう。本作はそうしたトラブルや予測不可能な体験が好評を博している。またフレンド同士で争える「Cursed」モードも、そんな“トラブル”を加速させるモードとして一定の評価を獲得している。

一方でマイクのキャリブレーションについての不満が多く寄せられている。本作ではやり直し判定となるマイクへの入力音量の閾値を設定する項目が存在するのだが、デフォルトの自動キャリブレーションだとあまりに繊細過ぎるといった声が多く寄せられているかたちだ。そうした声が多く寄せられた結果、現時点ではユーザーレビューにて153件中43%の好評率に留まる「賛否両論」となっている。

とはいえ、公式ニュースではすでにマイク入力感度設定についてのアップデートがリリース済み。手動のキャリブレーション設定にすることにより、閾値設定やマイクの入力スケールなどが調整できるため、プレイヤーの環境に応じて細かく設定が可能となるだろう。すでに素早い対応も取られている本作について、今後の評価の伸びにも期待が寄せられる。

『DON’T SCREAM TOGETHER』はPC(Steam)向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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