荒廃世界再生シム『The Regreening』発表。木々を育てて動物が暮らす土地を取り戻す、まったり自然育成ゲーム
Positive Impact Gamesは11月18日、シミュレーションゲーム『The Regreening』を発表。本作は荒廃した世界を再生するシミュレーションゲームだ。

デベロッパーのPositive Impact Gamesは11月18日、シミュレーションゲーム『The Regreening』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によればゲーム内は日本語表示に対応予定。
『The Regreening』は、荒廃した世界に緑をもたらし再生するシミュレーションゲームである。ゲームはソイルパンクと銘打たれており、土壌を中心とした未来の世界が描かれる。本作の舞台となる大地は、そこら中にスクラップが転がっている惨憺たるありさまである。残されている道路は無惨に途切れ、動かないショベルカーはそのまま打ち捨てられている。プレイヤーはそんな大地で人類の子孫として、種を植え、木々を育て、動物たちとの絆を育みながら豊かな自然を取り戻すことを目指すことになる。

ゲームプレイでは3Dのマップを見下ろすかたちとなっており、マップは六角形のグリッドから構成されているようだ。グリッドはさらに3つの五角形に分かれており、1つのグリッドにつき3つの種を植え、植物を育てることができる。ただし、世界はスクラップでいっぱいであるため、植物を植えるにはツルハシで採掘するようにして片付けなければならない。片付けたスクラップは資源として使うこともできるようだ。
種を植え、水をあげて育成し、植物のある土地になったら動物を呼び込むことができるようになる。動物のシルエットが描かれた看板を設置すると、その周囲のグリッドがその動物の生息域として設定される仕組みのようだ。トレイラーの映像内ではうさぎの生息域を示す看板が設置されており、動物に適している土地の条件や、必要な食べ物、安全な寝床、安全性といったステータスが表示されている様子がうかがえる。動物を住まわせるには、条件に適合するような植物を育てなければならないわけだ。
そのほかにも、動物との交流要素や、温室のような建物、喋るカラスのNPCとの会話、カラスの足に掴まって高い場所から格好しているシーンなどが存在。ゲームが進行するにつれて自然が取り戻され、動物たちとの交流を中心に物語が展開されていくのだろう。また、ストアページに記載の本作の見どころとしては、こうした温かい雰囲気に加えASMRのような自然のサウンドも挙げられている。イヤフォンをつけてトレイラーを視聴すると、木々のざわめき、水のせせらぎなどが心地よく響いてくるのが確認できる。ゆったりとリラックスできるような作品となりそうだ。


本作を手がけるPositive Impact Gamesは、ドイツ・ハンブルクを拠点とするゲームデベロッパーだ。本作が初の作品となるが、スタジオ創設メンバーのほとんどはゲーム業界で10年以上のキャリアを持つベテラン揃い。過去に「非常に好評」ステータスを獲得している『Beatbuddy: Tale of the Guardians』『Battle Planet – Judgement Day』といったゲームを手がけたスタジオThreaksの元メンバーが中心となっている。Threaksは2024年1月末に全従業員を解雇したと報じられており(GamesMarkt)、その後にPositive Impact Gamesが設立され、本作の発表に至ったようだ。スタッフたちの新天地であるスタジオの今後のかかった第1作として注目したい。
『The Regreening』はPC(Steam)向けに開発中だ。

