『STEINS;GATE RE:BOOT(シュタインズ・ゲート リブート)』2026年に発売延期へ。ほぼすべての素材刷新で蘇る傑作、延期と共に新グラフィック一部お披露目

MAGES.は11月18日、『STEINS;GATE RE:BOOT(シュタインズ・ゲート リブート)』の発売時期を2026年に延期すると告知した。

MAGES.は11月18日、『STEINS;GATE RE:BOOT(シュタインズ・ゲート リブート)』の発売時期を2026年に延期すると告知した。同作は2024年10月に制作決定が発表。2025年発売予定とされてきたが、今回2026年への発売延期が決定した形となる。発表にあわせて、一部グラフィックの先行公開がおこなわれている。

『STEINS;GATE RE:BOOT』は、『STEINS;GATE』をベースにグラフィックの高精細化や新要素の追加などをおこなった、リブート作品である。

オリジナルの『STEINS;GATE』は、2009年10月にXbox 360用ソフトとしてリリースされた、想定科学ADVだ。厨二病を抜け出せない大学生・岡部倫太郎は、「狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真」を自称し、2人の友人とヘンテコな発明をする日々を過ごしていた。しかし彼らは、ある日偶然から過去へ電子メールを送れる発明品を生み出してしまう。タイムマシンの発明をきっかけに、秋葉原で世界規模の大事件へと巻き込まれていく。都市伝説や科学も織り交ぜた、壮大なSFストーリーが繰り広げられる。同作はオリジナルのXbox 360版発売後、多数の移植版やスピンオフなどが発売。2011年にはテレビアニメ化も果たし、シリーズ累計販売本数は100万本を突破している。世間的にも高く評価されてきた、傑作ADVの一本といえるだろう。

『STEINS;GATE RE:BOOT』は、そんなオリジナルの『STEINS;GATE』をリブートする作品である。プレスリリースによると本作ではオリジナルを元に、グラフィックの高精細化やシステムの最適化など、現行環境にあわせたクオリティアップを目指して開発されているという。

まずグラフィックでは、キャラクターたちがリニューアルされている。キャラクターデザイン担当のhuke氏によって服装や装飾もリデザインされており、より精細な描写で描かれているという。背景グラフィックについては、当時の資料をもとに2010年の秋葉原を表現。写真と見紛うほどの精密さで描かれており、ストーリーにあわせて原作では登場しなかった場所も新たに描かれている。イベントスチルについても、絵コンテから新たにすべて再制作された。オリジナル版では描かれなかったシーンも追加されているそうだ。

また本作ではグラフィックだけでなく、ほぼ全ての素材を一新。新たなストーリーも追加されている。本作はオリジナルをもとに全面的な刷新をおこなった、新たな『STEINS;GATE』となるのだろう。

*オリジナルとの比較画像、リブート版ではより写実的な表現となっている

そんな本作について、今回は2026年への発売延期が発表となった。本作は2024年10月に実施された15周年記念ライブにて制作決定が告知となり、2025年発売予定とされてきた。プレスリリースによると、より満足いただける作品とするため、発売が2026年に延期になったとのこと。延期となったことで、完成度の高い状態での発売に期待したいところだ。

STEINS;GATE RE:BOOT』は、2026年発売予定だ。対応プラットフォームは未発表で、価格は未定とされている。また本作関連では、11月22日より上海で開催予定のイベント「WePlay Expo 2025」にて新情報が公開予定。現地出展社であるスパイク・チュンソフトより、イベントでの情報が発表されるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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