武装クラフトSFアクション『Million Depth(ミリオンデプス)』好評発進。並行世界が交差する、少女モマのマルチエンド地底探索

PLAYISMは11月12日、『Million Depth(ミリオンデプス)』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは11月12日、『Million Depth(ミリオンデプス)』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1870円となっている。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で123件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。早速好評を博しているようだ。

『Million Depth』は、カスタマイズした武装で敵と戦いながら地下100万階層を目指して落ちていく、深層墜下アクションストラテジーゲームである。本作の世界では、700年前に地球上がフレアの影響で汚染されてしまい、人類は宇宙と地下へ逃れていた。主人公のモマは、宇宙で暮らす少女だ。モマは「キミ」なる存在と連絡を取り合いながら、宇宙船で過ごしていた。しかし宇宙船の住人たちは死に、キミとも連絡が取れなくなってしまう。モマはキミを追いかけて、地球にある100万階層続く地底世界「ミリオンデプス」へ降下。世界線ごとに異なる地底世界やキミの正体、運命などが待っていた。

主人公の少女モマは、カスタマイズした武装を使って地底世界を生き延びていく。本作では入手したパーツを使って、武装をカスタマイズできる。たとえば尖った部分を作れば攻撃力がアップ、同じブロックを4つ固めて置けば耐久力が大幅アップする。バトルでは、カスタマイズした武装を自由に操作可能。直接敵にぶつけると、ダメージを与えられる。さらにモマは時間制御技術「ビオトープジャマー」を所持。動きを止めていると周囲の時間も停止するため、本作では周囲の状況を見てじっくり考えながら戦える。本作では組み上げた武装と、リアルタイム進行ではあるもののいつでも次の行動を考えられるシステムによって、敵と戦うわけだ。システム面では本作では武装に耐久度が存在する。耐久度を超えて攻撃を受けると、一時的に破損してしまう。武器で敵の攻撃を受け止められるものの、受けすぎると無防備になる。また本作では、パーツの配置次第で高耐久の盾から攻撃特化の武器まで作成可能。地下の探索中には特殊効果をもつレリックや、アイテムなどを販売しているショップも登場する。

また本作では、作中に複数の世界線が用意されている。モマが追いかけるキミの正体は、世界線ごとに変化。地下世界の様相や、待ち受ける運命も姿を変えるという。さらに本作では、過去におこなった行動が未来や別の世界線に影響を及ぼすこともある。謎の多いモマや地下世界の出来事や、複数の世界線を通して描かれるストーリーなども特徴だろう。

本作は、Pop氏が代表を務めるゲーム開発サークル「Cyber Space Biotope(仮想空間的生物生息領域)」が手がけている。弊誌インタビューによると、同氏が好きだというSFの楽しい要素を詰め込んだストーリーや、一風変わったシステムのクラフト・バトルシステムなど、すべてにこだわって開発したとのこと。

そんな本作は、PC(Steam)向けに11月12日に配信開始された。記事執筆時点ではSteamのユーザーレビュー124件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。早速好評を博しているようだ。

筆者はまだ途中であるものの、ストーリーではタイムリープ要素も絡んだSFな物語が繰り広げられる。序盤から多数の謎が提示されており、先のストーリーが気になる展開が待ち受けている。またクラフト要素では、パーツの配置次第でさまざまな武装が作成可能。工夫のしがいがあるシステムとなっている。難易度も複数用意されており、幅広いプレイヤーへ向けたゲームとして仕上げられている。日本語のユーザーレビューでは、特に並行世界が交差するストーリーや世界観を評価する声が多いようだ。一方で、自由な武器のクラフト要素やバトルが良いと語るレビューも存在する。全部にこだわった開発が、実を結んでいるのかもしれない。

『Million Depth』はPC(Steam)向けに、通常価格税込1870円で配信中。11月26日までの期間は、10%オフの1683円で購入できる。また本作では、1ルートが丸ごと遊べる体験版も配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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