『Hi-Fi RUSH』、ついにベセスダからKRAFTONにサービス運営主体が正式に変更。“権利周りだけ変更”アプデも実施へ
KRAFTONは11月14日、リズムアクションゲーム『Hi-Fi RUSH』のサービス運営主体を、同日よりBethesda SoftworksからKRAFTONに変更すると発表した。

KRAFTONは11月14日、リズムアクションゲーム『Hi-Fi RUSH』のサービス運営主体を、同日よりBethesda SoftworksからKRAFTONに変更すると発表した。KRAFTONは、本作の権利を昨年マイクロソフトから取得していた。
『Hi-Fi RUSH』は、Tango Gameworksが手がけた人気リズムアクションゲームだ。ロックスター志望の主人公チャイが、ロボットアームの提供を受けた企業から欠陥品のレッテルを貼られてしまい、リコールしようと襲いくるロボットたちと戦う。本作では、あらゆる要素がBGMのビートと連動。ギター型の武器を手にテンポ良くコンボを叩き込むなど、爽快感あるゲームプレイを楽しめる。

本作の開発元Tango Gameworksは、日本の東京を拠点にするゲーム開発スタジオだ。Bethesda Softworksを傘下に持つZeniMax Mediaに長らく属し、『サイコブレイク』シリーズや『Ghostwire: Tokyo』、そして『Hi-Fi RUSH』などを手がけ高い評価を獲得するも、親会社マイクロソフトが昨年6月に同スタジオを閉鎖。これを受けて、KRAFTONが同事業を継承した(関連記事)。
Tango Gameworksの事業継承に伴い、KRAFTONは『Hi-Fi RUSH』のIPもマイクロソフトから取得している。そして今回、『Hi-Fi RUSH』のサービス運営主体が正式にBethesda SoftworksからKRAFTONに変更されることとなった。本日11月14日より、本作が販売されている各ストアでは販売元表記がBethesda SoftworksからKRAFTONに順次変更されており、掲載された画像や動画などのコンテンツもKRAFTON所有のものになっているとのこと。
また『Hi-Fi RUSH』に向けては、12月4日午前11時にアップデートが配信予定。ゲームプレイに関するコンテンツに変更はなく、ゲーム内に表示される項目を変更するためのものと説明されているため、販売元のロゴや権利表記の差し替えなどをおこなうのだろう。なお、同アップデートが配信されるまでの間はBethesda.netとの連携機能が無効化されるため、エラーメッセージが表示されたり、予期せぬ不具合が発生したりする可能性があるとのことである。
KRAFTONによれば、今回のサービス運営主体の変更後も、本作のユーザーは以前と変わらずプレイ可能であるとのこと。セーブデータや購入履歴などもそのまま維持され、Xbox Game Pass向けの提供も継続されるという。サポート窓口に関しては今後はKRAFTONが担当することになるそうだ。詳細は発表ページを参照してほしい。
『Hi-Fi RUSH』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。



