オカルト図書館運営シム『BOOK OF HOURS』に「日本語完全対応」アプデ到来。好評博す不思議図書館物語を、余すことなく日本語で楽しめる

Weather Factoryは11月14日、『BOOK OF HOURS』の日本語完全版を配信。本作に向けては5月より日本語対応が進められていたが、今回全編日本語に対応したかたちだ。

デベロッパーのWeather Factoryは11月14日、『BOOK OF HOURS』の日本語完全版を配信開始したと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)だ。

『BOOK OF HOURS』はカードを用いたRPGだ。謎めいた図書館「沈黙の家」はさまざまな資料が集う叡智の砦として知られていたが、火災によって収集物などは消失。司書も消えてしまった。主人公は暴風雨の中ブランクルーグ村の浜辺で目覚めた次代の司書として、自身の過去とも向き合いつつ、「沈黙の家」を再建していく。

ゲームプレイとしては、カードを中心として進む会話や探索が特徴。プレイヤーは「記憶・教え」「魂の要素」「スキル・言語」などといった要素ごとに分類されたカードを所持している。カードにはそれぞれマークが設定されているが、探索可能なオブジェクトは特定のマークを要求することもあり、マークが合致したカードを用いることで探索などが進行できるというかたちだ。部屋の探索などにどんなカードを用いるのか、人々と会話するにあたってどの話題を選ぶのか。そうした要素がカードを選択するという形式で表現されているわけだ。

また図書館の再建では書物を収集したり、呪いや穢れの浄化をおこなったりすることもある。そのほか、図書館の利用者にアドバイスを贈る、「沈黙の家」の所蔵品が失われる悲劇を繰り返さないために天災などに備える、というように司書として日々の業務をこなしていく。

そんな本作は2023年8月にリリース。複数回のアップデートを経て、今年5月には日本語ベータ版が公開されていた。今回はそんな本作について、全編を日本語に翻訳するアップデートが配信されたかたちだ。本作はカードを用いてゆったりとオカルト図書館を運営できるゲームプレイが好評なほか、各カードのフレーバーテキストや、ゲームプレイの中で次第に明かされていく重厚なストーリーも人気を博している作品。そうした世界観を日本語で余すことなく享受できるということで、ゲームプレイのハードルもぐっと下がったといえるだろう。

また11月21日まで、Steamでは本作過去最大の割引率となる45%オフの1540円で販売中だ。DLCも同割引率で販売中とお安くなっているため、興味のある人はこの機会に購入してみるといいだろう。

『BOOK OF HOURS』はPC(Steam/GOG.com)向けに配信中。Steamでは11月21日まで、ゲーム本編およびDLC「HOUSE OF LIGHT」がそれぞれ定価の45%オフとなるセールを実施中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1609