セガが大卒初任給を「33万円」に引き上げ、既存正社員も基本給平均10%アップへ。前も上げたがさらに上げる
セガは11月12日、従業員に関する報酬制度改定を発表した。正社員の給与水準の改定とともに、新入社員の初任給の引き上げがおこなわれる。

セガは11月12日、従業員に関する報酬制度改定を発表した。正社員の給与水準の改定とともに、新入社員の初任給の引き上げがおこなわれる。
今回の報酬制度改定では、基本給のベースアップ、賞与の一部組込みに加えて、役割に応じた弾力的な報酬制度の改定が実施されるとのこと。2026年4月1日より日本国内における既存正社員の基本給は平均約10%引き上げになるそうだ。この改定に伴い、大卒初任給は従来の30万円から10%アップの33万円になるとのこと。
基本給・初任給引き上げの背景には、昨今の物価上昇をはじめとした社会変化の中で、従業員が安心して働ける環境の実現する狙いがあるという。またグローバルでの競争力強化のための人材の採用・育成も目的とされている。
近年では国内大手各社が賃上げに踏み切っている。セガについても2023年7月より基本給のベースアップを実施しており、この際には大卒初任給がそれ以前の22万2000円から30万円に引き上げ(関連記事)。今回はさらに10%アップの33万円になるかたちだ。人材獲得のための業界水準がさらに高まる中で、引き続き業界各社の動きは注目されるところだろう。


