Steamストアページが“広くなる”アプデ、正式実装。動画プレイヤーの「モード切替」も改修で使いやすさぐっと向上

Valveは11月8日、ゲーム配信プラットフォームSteamにてアップデートを実施した。

Valveは11月8日、ゲーム配信プラットフォームSteamにてアップデートを実施。これまでベータ版として実装されていた要素がついに正式に実装された。

まず今回の変更では、サイトの大半のページの最大横幅が940ピクセルから1200ピクセルへと変更されている。これにより、左側に表示されるメインコンテンツの要素は780ピクセルになった。変更の背景としては4Kモニターの普及などもあるといい、ユーザーの表示方法を考慮した結果、1200ピクセルが最も適切なバランスだと判断したとのこと。

また、ストアページの動画やスクリーンショットについて、表示モードの切り替え機能が統一されている。デフォルトでの表示に加えて、枠の右下に配置されたボタンから、シアターモードまたはフルスクリーンモードへと切り替えられるようになった。動画とスクリーンショットの拡大表示はこれまでも実装されていたが、それぞれ異なるものが採用されていた。同一のUIを用いることで、より使いやすくなったかたちだ。

さらに、Steamにゲームを掲載する開発者向けの機能として、説明欄で使用可能なツールやオプションが拡充された。具体的には、より高品質な画像や動画を扱えるようになったほか、中央寄せや右寄せといった自由度の高いテキスト配置が可能に。ストアページの背景をよりゲームアートと親和させられるようになるなど、作品ごとの個性も活かせるような強化となっている。

なお近年、ValveはSteamのストアページのアップデートを積極的に進めている。今年7月にはページ上部のストアメニューがリニューアルされ、検索機能の向上などが図られた(関連記事)。また同月、ストアページ内の動画プレイヤーが刷新。シークバー上でマウスオーバーすることでジャンプ先のプレビュー画像が表示されたり、動画解像度を環境に合わせて変更できるようになったりとモダン化(関連記事)。今後もユーザーフレンドリーなアップデートが続けられていくことに期待したい。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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