人気協力ホラー『R.E.P.O.』さっそく次期アプデのアイデア募集始まる。「モンスターアップデート」の好評受け、開発元は力を溜める
semiworkは11月8日、公式YouTubeチャンネルにて『R.E.P.O.』の最新情報を紹介する動画を公開した。

デベロッパーのsemiworkは11月8日、公式YouTubeチャンネルにて『R.E.P.O.』の最新情報を紹介する動画を公開した。この動画では、現在公開中のベータ版の内容や開発状況が一部語られたほか、次期アップデートに向けて「実装してほしい要素」をプレイヤーから募集する旨が語られている。また今回の動画をもって毎週金曜日に公開されてきたDevloper Update動画シリーズは一時休止するとのことだ。
『R.E.P.O.』は「物理演算ベース」の協力プレイ対応ホラーゲームだ。本作では重さや当たり判定など、ゲーム内のオブジェクトがすべて物理法則に従って動く。プレイヤーの目的は、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰ること。ステージに点在する貴重品にはそれぞれ価値がついており、落としたりぶつけたりすると、その数値がどんどん減ってしまう。プレイヤーは廃墟に蔓延るモンスターたちから逃げるか相対しながら、貴重品を集めて慎重に運ばなければならない。

SemiworkのYouTubeチャンネルでは、毎週1本のペースで動画が投稿され、本作の開発の舞台裏が紹介されてきた。動画冒頭にて、同スタジオの開発者Pontus Sundström氏からプレイヤーに向け、日頃のサポートに対する感謝の意が伝えられている。そのうえで、同氏は最新パッチが近日公開予定であることを明かした。最新パッチではバグ修正以外にも、クモの巣を含めたクモ関連の情報を消すための「クモ恐怖症」対策オプションも追加されるとのことだ。
さらに、同氏から次期アップデートに向けて「実装してほしい要素」をプレイヤーから募集する旨が明かされた。プレイヤーの声をできる限り反映するため、同動画のコメント欄に投稿されたコメントを参考にしていくとのことだ。本稿執筆時点では、すでに多くのユーザーからのアイデアが寄せられている。そのなかでも一際多くみられるのが「新マップ」の実装だ。特に「ショッピングセンター」を舞台としたステージの実装を願う声が多いようで、貴重品を回収するという本作の世界観との親和性も高いという意見も多く見受けられる。
また他にもキャラクターに被り物をつけるなどのコスメ要素の実装や、レベル達成率などに応じて何かしらアンロックしていく実績要素を熱望する声も多く見受けられた。コスメ要素に関しては過去のデベロッパーブログにおいてもPontus氏自身が「将来的に実装するかもしれない」とコメントしている内容なだけに、プレイヤーからの期待も高いようだ。

また動画内では、Pontus氏は毎週一本のペースで投稿されてきた同動画シリーズを一時休止することを発表した。Monster Updateという大型アップデートを配信したことを一つの節目として、次期アップデートに向けて注力していくのだろう。
なお本作は前述のバグ修正や「クモ恐怖症」設定を盛り込んだアップデートを、すでにパブリックベータ版として11月5日より公開している。パブリックベータバージョン0.3.1.2ではほかにも、Tumble Climb(壁のぼり)が強化され、プレイヤーの腕の長さに応じて掴める壁の距離が変更するように調整されている。これにより腕が長ければ、遠くの壁をつかんだ状態で振り子のように自らを飛ばすようなプレイスタイルも可能となるとのことだ。さらに、アイテム所持中にポーズボタンを押しても、アイテムを持ち続けるようになるといった、遊びやすさに重点をおいた内容。GambitやBellaなどの敵モンスターの難易度調整、一部アップグレードの調整などが含まれている。気になる人は『R.E.P.O.』の公式DiscordサーバーのBeta_Announcementsチャンネルに掲載されているパッチノートを確認されたい。なおパブリックベータにアクセスするには、Steamのライブラリ内で『R.E.P.O.』のプロパティからベータ欄にある「beta」を選択することでプレイすることが可能だ。
なお、10月30日に配信されたMonster Updateにより、本作の同時接続プレイヤー数は一時20万人近くまで上昇(SteamDB)。発売直後にも迫る勢いで人気を高めていた。さっそく次のアップデートに向けた動きが見られ、プレイヤーからの熱い要望の声を受け、本作が今後どのように変化していくのか注目したい。
『R.E.P.O.』は、PC(Steam)向けに早期アクセスにて配信中だ。




