『ポケモンレジェンズZ-A』のランクバトル、「奈良公園」と呼ばれ始める。ミアレシティに“伝説の鹿”わらわら

株式会社ポケモンは11月6日より、『Pokémon LEGENDS Z-A』にてランクバトルシーズン2を開催中。本シーズンの対戦環境が「奈良公園」になっているとして、ネットミーム的な賑わいを見せている。

株式会社ポケモンは11月6日より、『Pokémon LEGENDS Z-A』にてランクバトルシーズン2を開催中。本シーズン開幕後、一部ユーザー間では対戦環境が「奈良公園」になっているとネットミーム的な賑わいを見せている。この背景には、新たなレギュレーションで解禁された伝説ポケモンの存在があるようだ。

本作は『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリーク。本作の舞台は『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティだ。メガシンカシステムがふたたび登場するほか、戦闘では新たに移動型バトルが採用されている。

本作ではオンライン対戦モードとしてランクバトルがシーズン制で開催されており、試合結果に応じて獲得したランクポイントによってランクがZからアルファベット逆順で上昇していく仕組みとなっている。

そして11月6日からはランクバトルのシーズン2が開幕。一方でその対戦環境が一部ユーザーから「奈良公園」と呼ばれはじめる、不思議なネットミームが発生している。奈良公園とは、奈良県奈良市街の東一帯に広がる、総面積約660ヘクタールの広大な公園だ。大仏で有名な東大寺のほか、春日大社や国立博物館、さらに春日山原始林まで擁している。豊かな自然が調和する園内では、約1300頭の野生の鹿が生息していることで知られる(奈良市観光協会)。人の多い観光地付近の路上でも鹿たちは悠々と過ごしており、屋台で鹿せんべいを購入した観光客に鹿が群がる光景でもお馴染みのスポットだ。

なぜ『Pokémon LEGENDS Z-A』のランクバトル環境が、一部ユーザー間で「奈良公園」と呼ばれているのか。その背景には、シーズン2にて解禁された伝説ポケモンの存在があるようだ。本シーズンでは特別なポケモンとして「ゼルネアス」「イベルタル」「ディアンシー」のうちいずれかがパーティー中1匹まで使用可能に。このうちゼルネアスはフェアリータイプのせいめいポケモンで、四足歩行かつ美しく立派な角を携えた姿をしている。つまり、鹿に似ている。

そんなゼルネアスは伝説ポケモンとして高いHP・攻撃・特攻を備えており、いわゆる種族値の合計は680。メガシンカなしで、メガシンカポケモンたちに匹敵するステータスだ。またフェアリー単タイプという点も攻撃面・耐性面で優秀で、かつ専用技のジオコントロールで自身を強化できるほかリフレクター・ひかりのかべを習得するといった器用さも兼ね備えている。そうした点から、さっそくランクバトルにて多くのトレーナーが愛用している格好だ。

そのため4人対戦の本作のランクバトルにて、4人全員がゼルネアスを繰り出すといった風変わりな光景も発生しているかたち。いわば“鹿だらけ”の状況が、一部ユーザー間で「奈良公園」と呼ばれはじめているわけだ。ちなみに奈良公園の鹿たちは、春日大社の伝説にちなんで、神の使いである「神鹿(しんろく)」として大切に保護されてきた(奈良市観光協会)。“伝説の鹿”繋がりのネットミームともいえるかもしれない。

*ゼルネアスだらけの環境に苦言を呈するユーザーも見られる

一方でそうした環境を受けてメガメタグロスなど、ゼルネアスにタイプ面で有利なはがねタイプポケモンもさっそく台頭している様子。伝説ポケモンの解禁により、シーズン1とはがらりと異なる対戦環境になっているようだ。

ちなみにシーズン2は11月26日14時59分までの開催となる。シーズン3では異なるレギュレーションとなる可能性もあるため、伝説ポケモンたちも入り混じる派手な環境での対戦に興味のある人は今のうちにプレイしておくのもいいだろう。シーズン2ではランクアップ報酬として、Yランクではゲッコウガナイトが、Sランクではマフォクシナイトが用意されている。

Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズ Z-A)』はNintendo Switch/Switch 2向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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