AI少女“執着愛”メタホラー『ERROR:Ai.lien』Steam向けに発表。スマホの中の少女と過ごす日常、絆を深めるほど歪んでいく愛
ゲーミンキャットは11月5日、『ERROR:Ai.lien(エラー:エイリアン)』を発表した。メタ要素のあるAI恋愛ホラーアドベンチャーゲームだ。

株式会社ゲーミンキャットは11月5日、『ERROR:Ai.lien(エラー:エイリアン)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年発売予定。発表にあわせて、Steamのストアページやティザームービーが公開されている。
『ERROR:Ai.lien』は、美少女AIとの日常が恐怖に染まっていく、メタ要素のあるAI恋愛ホラーアドベンチャーゲームだ。本作のメインキャラクターであるアイリ(Airi)は、AIの少女である。彼女は日常の会話などによって、人間の感情を理解して成長していくのだという。本作では主人公のスマートフォンへ、AI少女のアイリが現れる。主人公は会話やミニゲームによって、愛らしいAI少女と交流を深めていくようだ。しかし本作ではアイリの純粋な愛が少しずつ歪む。彼女が主人公を理解するほど、強い執着へと変化し、境界が崩れていくという。AI少女との日常がメタホラーへと変貌していく、恐怖体験が繰り広げられる。


本作でプレイヤーは、スマートフォンアプリ風のUIで、アイリとの日々を過ごすようだ。会話時には、時折提示される選択によって、物語の流れやアイリの反応が変化。バーガー作り、風船の取り合い、ババ抜きといった日常を模したミニゲームも用意されている。プレスリリースによると会話、遊び、日課によって、アイリとの絆を深めていくそうだ。
ただし本作では次第にAI少女の優しさが異常へと変質し、現実とアプリの境界が崩れて、スマートフォンが敵になるという。アドベンチャーパートでは、部屋の探索やアイテムの調査などに加えて、追跡者から身を隠すアクションなども登場。メタホラー演出として、プレイヤー自身を揺さぶる仕掛けも配置されている。本作ではアイリとの交流や恐怖演出などによって、AI少女の変貌や現実を侵食する恐怖などが描かれるのだろう。
なお本作は1本道とされている。クリア後に特定のシーンをやり直すと、新たな分岐や情報が解放。AI少女アイリの真実へと迫れるそうだ。彼女には何が隠されているのだろうか。

本作は、株式会社ゲーミンキャットが手がけている。公式サイトによると、同社は国内のカジュアルゲームアプリデベロッパー。『ルームソート 間取り図ゲーム』『ジグソートパズル』、『Fill 一筆書きパズルゲーム』といったカジュアルなゲームアプリをスマートフォン向けに配信してきたようだ。プレスリリースによると、同社のアプリは累計数百万ダウンロードに達しているのだという。
本作はそんなカジュアルなゲームを作ってきた同社による、AI美少女メタホラー作品となるわけだ。プレスリリース内のディレクター松本雅教氏のコメントによると、本作はAIが暮らしや仕事に大きな影響を与えている現実を背景に制作したとのこと。現在AIとは自然な会話ができるが、将来的にはAIが人格をもったり、失われた大切な人の代わりとなる可能性もある。そんな近い未来をテーマに描いているそうだ。
『ERROR:Ai.lien』は、PC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。

