運任せお手紙代筆ゲーム『代筆屋ワールドワード』11月27日発売へ。恋文や謝罪文がルーレット次第で怪文書になる、話題作のパワーアップ版
わくわくゲームズは11月4日、『代筆屋ワールドワード』Nintendo Switch/PC(Steam)版を11月27日に発売すると告知した。

わくわくゲームズは11月4日、『代筆屋ワールドワード』Nintendo Switch/PC(Steam)版を11月27日に発売すると告知した。価格は税込1500円。新しい動画も公開中となっている。
『代筆屋ワールドワード』は、代筆するラブレターや謝罪文の内容をなぜかルーレットで決めていく、ハチャメチャ代筆アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、「ラブレターから果たし状、謝罪文に契約書まで、あらゆる言葉であなたの想いを伝えます!」と謳う代筆屋「ワールドワード」。主人公はワールドワードで働くこととなった、新入りバイトだ。本作で主人公は、ちょこっと先輩のバイトであるモノに教えられて、お手紙の代筆業務を担当する。しかし主人公はおそろしいほど気分屋であるため、手紙のシメをルーレットで決めてしまうのであった。ルーレット次第で依頼人たちの気持ちがすべて台無しになってしまう、ハチャメチャな代筆が繰り広げられる。


新人バイトである主人公は、ワールドワードが人手不足であるため、ぶっつけ本番で勤務初日から代筆を担当していく。まずはお客さんの要望を聞いて、手紙の執筆を進める。手紙の内容の大部分は、主人公が自動的に書いてくれる。ただし先輩のモノによると、代筆屋の経験則上、代筆中に書きたいことを忘れてしまい、筆が止まる瞬間があるのだという。そうした際には、頭に巡る言葉をタイミングよく止めて、書く内容を決定する。具体的には、プレイヤーが回転するルーレットを止めて、書き連ねる言葉を決めていく。
ルーレットにはいくつかの言葉が含まれている。しっかり狙って止めれば、依頼人たちの要望に沿ったラブレターや謝罪文などもしっかり作成できる。一方で主人公が詰まるのは文章のシメの部分など、大事な箇所だ。おかしな言葉でルーレットが止まって肝心の部分が台無しになると、ラブレターが怪文書化したり、謝罪文で火に油を注いだりなど、大惨事になってしまう。ルーレットによってトンチキな文章が出来上がるだけでなく、手紙によってその後の依頼人たちが辿る顛末も変化。本作では、ルーレット次第の手紙によって、依頼人たちの物語が繰り広げられるのだ。本作には、11人の個性的なキャラクターたちが登場。キャラクターも含めて、ドット絵で可愛らしく描かれている点も特徴だろう。


本作は、うた氏が総帥を務める秘密結社(サークル)マテンロウ計画が手がけている。サークルの過去作としては、パズルライクなRPG『嘘つきジニーと磔刑の国』、実況付きSTG『やっぱり王様がいちばん!』など多数の作品をリリースしてきた。本作関連では、『代筆屋ワールドワード』を2024年にフリーゲームとして公開。ルーレット次第でハチャメチャになるゲームプレイなどから、ちょっとした注目を集めていた。なお同作には、マテンロウ計画の過去作のキャラクターたちも登場していた。
今回発売日の決定した『代筆屋ワールドワード』Nintendo Switch/Steam版は、フリーゲーム版をベースにパワーアップしたバージョンとなるようだ。フリーゲーム版の内容を1話として、新たに2話から5話までのストーリーが追加。1話15分から30分程度で、物語が展開されていく。さらにクリア後にはギャラリーモードや、登場人物のプロフィールが見られるWorld Wave、前日譚のショートストーリーなども用意されている。ルーレットで手紙の内容を決めてしまう愉快な代筆が、ボリュームアップしてやってくるわけだ。なお本作の開発では、ゲーム開発者のせきやdn(Studio Dragonet)氏がプログラムを担当しているそうだ。
『代筆屋ワールドワード』Nintendo Switch/PC(Steam)版は、税込1500円で11月27日発売予定だ。また本作は、11月9日開催予定の「東京ゲームダンジョン10」へ出展予定。会場では3日目のストーリーが先行体験可能となっており、試遊特典としてポストカードセットがもらえるそうだ。


