ゲームブック風マルチエンドRPG『いのちのつかいかた』11月26日正式リリースへ。「執着」で結末が変わる兎人の戦いが、3年半越しにとうとう完成
PLAYISMは10月31日、『いのちのつかいかた』を11月26日に正式リリースすると告知。本作はゲームブック風のマルチエンディングRPGだ。2022年5月より早期アクセス配信されていたが、この度正式リリース日が決定したかたちだ。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは10月31日、『いのちのつかいかた』を11月26日に正式リリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。正式リリース時のアップデートによって全エンディングと実績機能が追加され、完全版になるという。また価格も税込2380円に改定予定とされている。
『いのちのつかいかた』は、呪いの力を得た主人公が旅を通じて命の使い方を決めていく、ゲームブック風マルチエンディングRPGである。本作の主人公ゴーシュは、兎人の青年だ。彼は父の後を継いで、新たな一族の長となるはずだった。しかしある日、巨大な竜が現れ、平穏な村は炎に包まれる。兎人たちが死んでいく中、死の淵をさまようゴーシュには何かが取り憑くのであった。次に目を覚ますとい、ゴーシュには非力な兎人らしからぬ強大な力が宿っていた。牢屋で兎人の技師ミーシャと出会ったゴーシュは、彼女とともに山賊のアジトから脱出。復讐か、生への執着か。呪いの力を得た主人公の、命の使い方を決める旅が繰り広げられる。


ゴーシュの戦いは、ゲームブック風に展開される。本作ではマップ上から行き先を選択すると、イベントが発生。たとえば敵がいる場合には正面から戦うか、あるいは上手くごまかすかなど、いくつかの選択肢が提示される。選んだ行動の成否は、能力値やダイスロールによって判定。本作ではナレーションも含めて、選択や運によって展開が左右されるTPRGやゲームブック風のゲームプレイが待ち受けているのだ。
また敵との戦いは、いわゆるQTEをまじえたターン制のバトルとなっている。プレイヤーは敵の攻撃に合わせて、タイミングよく方向キーを入力。上手く合わせられればダメージを抑えられるが、直撃すると非力な兎人であるゴーシュは大ダメージを負ってしまう。本作では悩ましい選択とともに進むゲームブック風の物語や、緊張感のあるターン制バトルによって、プレイヤーごとの旅が待っているわけだ。
要素としては、本作ではプレイヤーの選んだ選択肢によって、ゴーシュの執着が変化。旅を通して決めた命の使い方によって、結末が変化するという。またシステム面では、クラスを強化していくと強力な上位クラスも解放され、クラスごとに異なる戦いが展開できる。ストーリーに集中したいプレイヤー向けに、イージーモードも搭載されている。

本作は、個人ゲーム開発者だらねこ氏によるだらねこげーむずが手がけている。本作は2022年5月に、Steamにて早期アクセス配信が開始された。早期アクセス配信開始時には、2章までを収録されていた。その後アップデートが繰り返され、2024年5月に1ルートの終章が追加。2025年7月のアップデートでは、早期アクセス期間最後の大型アップデートとして、別ルートのシナリオが追加されていた。2022年5月の早期アクセス配信開始より、多数のアップデートを経てシナリオが追加されてきたが、今回3年半越しについに完成となるわけだ。
11月26日の正式リリース時には、全エンディングと実績機能が追加。プレスリリースによると、プレイヤーの協力のもと調整やアップデートを重ねてきたことで、選択の悩ましさや戦闘の緊張感、クリアの達成感があるゲームに仕上がっているそうだ。なお本作のSteamのユーザーレビューは、記事執筆時点で416件中89%の好評を得てステータス「非常に好評」となっている。
『いのちのつかいかた』はPC(Steam)向けに、11月26日正式リリース予定だ。現在の価格は税込1780円。正式リリース時には価格改定が予定されており、税込2380円になるそうだ。


