最大3人協力オープンワールドARPG『Triarchy』発表。「船」を移動拠点にして冒険、豊富戦闘スタイルでボスを狩りまくる

Digital Confectionersは10月31日、協力アクションRPG『Triarchy』を発表した。

デベロッパーのDigital Confectionersは10月31日、協力アクションRPG『Triarchy』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの記載によればゲーム内は日本語表示に対応予定。

『Triarchy』は、船で島々を探索し、ボスを討伐するアクションRPGである。最大3人での協力プレイが可能となっている。本作で舞台となる世界は「沈んだ世界」と表現されており、見渡す限りの海と、点々と浮かんでいる群島が特徴だ。プレイヤーはそんな広大な海の世界を、自身の船を操って冒険することになる。各地の島には凶悪で巨大なボスが潜んでいる。こうしたボスを討伐していくことが主な目標となる。冒険を続ければ、世界の秘密を解き明かすことにもつながるという。なぜこの世界は海に沈んでしまったのか、強大なボスはどこからやってきたのか。そうした背景も明らかにされるかもしれない。

ゲームはソロまたは協力プレイで進行する。プレイヤーはいつでもゲームに途中参加・途中退出できる仕組みとなっており、戦闘バランスも人数に合わせて自動で調整されるため、人数に関わらずちょうど良いバランスで楽しめるとされている。また、協力プレイで入手した戦利品や進行状況は各キャラクターに保存されるため、物語を進めるためにマルチプレイのホストとなるプレイヤーを入れ替えて同じボスを何度も倒すといった作業は発生しないようだ。一緒に冒険を進めているような体験ができそうだ。

戦闘は近接戦闘が重視されており、行動で消費するスタミナの管理、体勢の崩れ、タイミングを見計らった回避といったアクション性の高いものになるようだ。加えて、正確な操作が要求されるパリィや、無理な攻めに対するカウンターといった要素も存在。プレイングのスキルを試されることが予想される。

キャラクター成長要素としてはタレントツリーが存在しており、自分のプレイスタイルに合わせて好きなアビリティをアンロックしていく方式だ。本稿執筆時点では範囲攻撃をするものや、味方を支援するものの存在が示唆されている。また、レベルアップ時には好きな能力を選んで強化できるようで、戦闘スタイルに合わせて能力を伸ばしていくシステムになっているようだ。

ちなみに本作では船が重要な存在となっている。単なる移動手段ではなく、家具などを設置してカスタム可能な移動拠点として機能するようだ。キャラクターの見た目もカスタマイズ可能で、武器や防具も作成することができるため、プレイするほどに個性が増し、この世界を冒険している感覚が強まっていくだろう。

本作を手がけるDigital Confectionersは、ニュージーランドを拠点とするゲームスタジオである。Unreal Engineを用いた開発を得意としており、過去にSteamではサメとダイバーの非対称PvP『Depth』をリリースし、ユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得している。他にもサメだらけの海で戦う水中バトルロイヤル『Last Tide』や、北極圏の海で生き残りを賭けた人狼ゲームが発生する『Dread Hunger』など、海にまつわる対戦型マルチプレイヤーゲームを手がけてきたが、これらは現在遊ぶことができなくなっている。そうした過去作での経験も踏まえつつ、本作では協力型マルチプレイに舵を切ったかたちだ。海の表現やサメへの愛といった同スタジオの持ち味は健在。今後の展開に注目したい。

『Triarchy』はPC(Steam)向けに開発中。具体的な日時は不明ながら、近日中にSteamにてプレイテストが開催される見込みだ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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