レコードパズルアクション『MotionRec』好評率100%スタート。「記録」した動きを「再生」して進む、小さな文明記録ロボットの冒険
PLAYISMは10月27日、HANDSUMが手がけるパズルアクション『MotionRec』をリリースした。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは10月27日、HANDSUMが手がけるパズルアクション『MotionRec』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリース直後から高い評価を集め続けている。
『MotionRec』は、動きを記録・再生して攻略していくパズルアクションゲームである。プレイヤーは1体の小さなロボットRECとして、機械に支配された世界を冒険することになる。本作ではプレイヤーの動きを「記録」し、別の場所で「再生」することで攻略していくのが特徴だ。たとえば、地面のある場所で歩行する動きを記録しておき、足場がまったくない場所で再生すると、空中を歩いて進むことができるといった具合だ。一見すると何の変哲もない地形が、困難な場所を突破するための記録に使えるかもしれない。そんな観察眼と機転が試される作品だ。

ゲームプレイは基本的に2Dアクションで、移動、ジャンプ、すり抜けられる足場をすり抜けて落ちるといった操作がある。それに加えて、特定のボタンを押し続けたまま移動をおこなうと動きの記録ができる。記録した動きが描く軌道は緑色のラインで表示され、任意の場所で再生することが可能だ。また、再生は好きなタイミングで止めることもできる。長い距離を動いた記録を途中で止めれば、止まりたい場所で止まれるわけだ。ちなみに記録しておける動きは1つだけで、新しく記録した場合は上書き保存となる。突破すべき地形に合わせて次々と記録を乗り換えていくことになるだろう。
ステージの各所にはすり抜けられる足場や動く床、その場で大きく跳ねるキノコなど、さまざまなギミックが存在している。プレイヤーは、こうした地形を利用した動きまでも記録することができる。上下に動いている足場に乗って、下から上に向かう動きを記録しておけば、ジャンプではとても届かない高さにまで到達できるのだ。ただし、空中で再生できる回数には限りがある。落下する前に再生を繰り返して無限に上昇するといったことはできない。


そんな本作はリリースされてから高い評価を集め続けている。本稿執筆時点で寄せられているSteamユーザーレビューは60件、そのうち100%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は記録と再生というギミックを駆使するパズルアクションゲームだが、そのギミックの特性のためにステージのすみずみまでチェックしたくなるような作品だ。あえて白黒となっているグラフィックにより記録の赤色と再生の緑色が際立つ視認性や、世界観を醸し出す背景グラフィックやサウンドなどの演出面も相まって、高い評価を集めているのだろう。レビューではパズルアクションとしてのステージ構成や演出面といった多くの要素が高く評価されているほか、ボリュームがあって満足感があるといった意見も見られる。
本作を手がけるHANDSUM(株式会社ハンドサム)は、ゲーム開発のみならずWeb設計や開発、ミュージックビデオ制作、グラフィックデザイン、3DCG制作など、デザインやクリエイティブに関する業務を幅広くおこなっている。本作がSteamでリリースされる同社初のゲームとなるが、楽しさを生み出すギミックや演出といった同社の持ち味が存分に発揮された作品となっている。
『MotionRec』はPC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、11月11日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込1080円で購入可能だ。




