『PUBG』生みの親が手がける新作サバイバル『Prologue: Go Wayback!』11月20日に早期アクセス配信へ。マップ“数十億通り”の過酷大自然オープンワールドでひたすら生き抜く

PLAYERUNKNOWN Productionsは10月28日、サバイバルアドベンチャー『Prologue: Go Wayback!』の早期アクセス配信を11月20日に開始すると発表した。

デベロッパーのPLAYERUNKNOWN Productionsは10月28日、サバイバルアドベンチャーPrologue: Go Wayback!の早期アクセス配信を11月20日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。

『Prologue: Go Wayback!』は一人称視点のサバイバルアドベンチャーゲームである。プレイヤーは広大な大自然の中に放り出され、古びた地図とわずかな道具だけを頼りに、助けを呼ぶことができる気象台を目指すことになる。地形はプレイするたびに変化し、地図は地形を示してくれるだけで、ルートを教えてくれるものではない。食料や水の確保、体温の維持など、生死を分ける要素を考慮しつつ、適切なルートを選んで生き延びるリアルなサバイバルが体験できる作品だ。

早期アクセス版では新機能として、ゲームモードの選択機能が追加される。モードは3つ存在し、デフォルトの「Go Wayback!」モードは、これまでクローズドベータテストおよびオープンベータテストでプレイすることができた、救助要請をするため気象台を目指すものだ。新たに加わった「Objective: Survive」モードは、限られた資源でできる限り長く生き延びることを目指すもの。いわばサバイバルチャレンジといった趣だ。「Free Roam」モードでは、自分のペースでまったりと探索ができる。こちらでは飢餓や脱水症状、低体温症などを気にする必要はないようだ。

ほかにも、カスタムゲームの設定、マップエディター、マップシード値の共有、中断セーブといったさまざまな機能が追加される。カスタムゲームの設定では天候の種類や昼夜の設定、消耗品の出現率など、ゲーム中の多くの要素を好みに応じて変更してプレイできる。マップエディターは自身でマップを作る機能で、ゲーム内のマップデザイナーを使って独自のマップを作れるほか、PNG画像を読み込んでマップを作ることもできるという。マップシード値の共有機能は、自身の印象深いマップを教えることや、同じ条件でスタートして競い合うようなプレイに使えるだろう。

そして中断セーブ機能は、これまで存在していなかった。本作のマップは独自に開発したという地形生成技術により生み出されており、数十億ものパターンで遊べるという。そんなマップの地形や、天候などの各種条件、アイテム配置状況、プレイヤーの状態などを保存して正確に再現するのは、非常に難しい作業だったとのことだ。早期アクセス配信に先立ち、現在もセーブ機能の最終テストがおこなわれている。

本作を手がけるPLAYERUNKNOWN Productionsは、一世を風靡したバトルロイヤルシューター『PUBG: BATTLEGROUNDS』(旧PlayerUnknown’s Battlegrounds)の生みの親としても知られる、PlayerUnknownことBrendan Greene氏が率いるスタジオだ。KRAFTONから独立して同スタジオを立ち上げ、『Project Artemis』と呼ばれる壮大なプロジェクトの一環とも言われている本作については、かねてより大きな注目が集まってきた。

5月開始のクローズドベータテスト、8月開始のオープンベータテストの間にも、本作は多くのアップデートを重ねてきた。アイテムの追加や地形生成技術の改善などを経て、より真に迫ったサバイバルが、いよいよ幕を上げることになる。ひとつのゲームとしてだけでなく、後に続く壮大なプロジェクトのプロローグとしても注目していきたい。

『Prologue: Go Wayback!』は11月20日に、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信を開始予定。予定価格は19.99米ドルまたは19.99ユーロで、Steamの基準では国内向けには2400円程度となる見込みだ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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