Steamの新たな協力ホラー『Species: Unknown』高評価どんどん集まる。「何」が潜んでいるかの調査から始まる、宇宙船ガチホラー
WanadevStudioは10月23日、『Species: Unknown』の早期アクセス配信を開始した。本作は最大4人協力プレイ可能なサバイバルホラーとして、さっそく高評価を集めている。

デベロッパーのWanadevStudioは10月23日、最大4人協力サバイバルホラー『Species: Unknown』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くの好評を集めている。
『Species: Unknown』は、何か危険なものが潜む宇宙船でミッションをこなす協力型のサバイバルホラーゲームである。プレイヤーは傭兵として最大4人までのチームを組み、クライアントからの依頼をこなしていくことになる。ミッションの目標は依頼によって異なり、宇宙船のブラックボックスの回収、未知の脅威の捕獲または排除などさまざまだ。場合によっては怪物が逃げ出さないよう宇宙船そのものを破壊することにもなる。命がけの作戦に挑む緊張感を味わえる作品だ。

ゲームプレイは、チームを組んで出撃準備をし、ミッションをこなして報酬を獲得、また次のミッションへ向けて準備といったサイクルで進む。ショップでミニマップやシールドなどの新たなツールを購入したり、ギアのアップグレードをしたりすれば、より高難度のミッションにも対応できるようになるだろう。もちろんアバターのために報酬を費やして、おしゃれをするのも楽しみ方の一つだ。
ミッションでは無人の宇宙船を訪れることになる。早期アクセス配信が開始された本稿執筆時点では、マップは1つ、未知の脅威は5種類だが、そのぶんマップはとても広大なものとなっている。また、扉が開閉するかどうかなどのランダム要素もあるため、同じマップの同じ種類のミッションであっても、プレイするたびに攻略方法がまったく同じになることはないだろう。
なお、どんな脅威が潜んでいるかもランダムであるため、プレイヤー自身が現場で判断するしかない。未知の脅威の中にはダクトの中を通っていきなり襲いかかってくるものや、人間の目には見えないものもいる。小さな音や、乗員の遺体といったわずかな手がかりを見落とすことなく、ツールを駆使して正体を掴まなければ、プレイヤーも乗員と同じ運命をたどることになるかもしれない。

そんな本作は早期アクセス配信を開始した直後から多くの好評を集めている。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは365件、そのうち95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は『R.E.P.O.』や『Lethal Company』などに通ずるところのある協力型のホラーゲームだが、ミッションによっては脅威の排除が目的となることもあるサバイバル要素の強い作品だ。
また写実的なグラフィック、宇宙船内の閉塞感、ホラー感をいや増すサウンドなど、全体的にかなり恐怖感の強い作風。レビューではそんな本作の雰囲気を『Alien: Isolation』になぞらえる声も聞かれ、さっそく高い評価を受けている。なお現時点ではマップの種類などのボリューム不足を指摘する意見のほか、機械翻訳とみられる不自然な箇所もある日本語ローカライズ品質についての指摘も見られる。一方で、早期アクセス配信ということもあり、ゲームプレイの基盤となる部分がしっかりしているとして、今後に期待しているプレイヤーが多いようだ。

本作を手がけるWanadevStudioは、フランスを拠点とするインディーゲームデベロッパーである。過去にSteamではVRサバイバルホラー『Propagation: Paradise Hotel』や、太鼓で漕ぎ手を鼓舞するリズムレースゲーム『Ragnarock』などの作品をリリースし、いずれも「非常に好評」ステータスを獲得している。没入感のあるホラー体験や、サウンドによる演出といった同スタジオの持ち味は、本作でも存分に発揮されているようだ。
今後、早期アクセス期間は約1年間と見込まれており、マップやアップグレードの種類といったコンテンツの充実や、バランス調整やQoL改善などが予定されている。また、価格はコンテンツの追加に伴って段階的に上がっていくことが予告されている。
『Species: Unknown』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、定価の10%オフとなる税込1080円で購入可能だ。

