警察・救急の緊急通報対応シム『911 Operator』Steamにて期間限定で無料配布中。日本語対応

Games Operatorsは10月27日、『911 Operator』をSteamにて期間限定で無料配布中だ。

パブリッシャーのGames Operatorsは10月27日、『911 Operator』をSteamにて無料で配布開始した。配布期間は10月30日午前2時まで。ライブラリに追加しておけば、配布期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『911 Operator』は、警察・消防・救急の緊急通報ライン(911)の電話オペレーター兼指令係として、配属された街の秩序を守るシミュレーション/ストラテジーゲームだ。プレイヤーは通報ラインに寄せられる案件に対応し、通報者と緊急隊の両方に適切な指示を下していく。本作は警察および救急隊の監修を受けており、不正確な描写が含まれないよう十分な配慮がなされているという。ちなみに、通常販売価格は1480円の作品だ。

ゲームプレイは、準備フェーズとオペレーターフェーズに分かれている。準備フェーズでは、緊急隊のユニットの編成、隊員の雇用、車両・アイテムの購入などが可能だ。そして警察・救急・消防のユニットの待機地点を指定する。どの地域で事件が発生してもすばやく現場に向かえるよう分散して配置し、準備できれば任務開始だ。

オペレーターフェーズでは、電話オペレーターとして8時間の勤務をこなしていく。とはいえ実際に8時間作業するわけでなく、ゲーム内の進行速度は変更可能。デフォルトであれば1日10分程度となる。電話通報が寄せられたら、選択肢によりヒアリングして緊急度を測っていく。緊急度が高ければ地図上の現場を選択して、ユニットを派遣する。ときにはいたずら電話などもあり、派遣できるユニットに限りもあるため、取捨選択が迫られる場面もあるだろう。

また、通報内容によっては、応急処置の案内をしたり、話し合いで解決することもある。とはいえ、電話対応が長引けばほかの通報に対応できなくなってしまうので、会話を終えるタイミングも考えなくてはいけない。こうして、さまざまな緊急案件に対応して1日を終えると、評価に応じて資金を獲得。蓄えた資金を使って、翌日の準備フェーズでユニットを拡大していく。新たな車両を購入したり、新たな隊員を雇用したりすればユニットが増え、各隊員が経験を積むとステータスも上昇していくので、派遣先での事件収集も早くなっていく。これを繰り返して街の秩序を守っていくのだ。

本作は2017年にリリースされ、Steamユーザーレビューは約1万4000件のうち、89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。選択肢や地図をクリックするというシンプルな操作で、現実に即した応急処置や現場派遣といった「911」を疑似体験できるとして高く評価されている。また本作では、OpenStreetMapから世界中のあらゆる地図をゲーム内にダウンロード可能。プレイヤー自身の住む街でゲームプレイできることも好評だ。

本作の開発を担当したポーランドのインディーデベロッパーJutsu Gamesには、実際の通信指令係として経験を積んだメンバーが複数人在籍しているという。そんな経験も盛り込まれたとみられる本作について、このたびJutsu Gamesの10周年を記念して無料配布されることとなったかたちだ。またパブリッシャーセールとして、続編の『112 Operator』や、終末世界で都市開発する最新作『Infection Free Zone』もセール中だ。本作に合わせてチェックするのもいいだろう。

『911 Operator』はPC(Steam)にて10月30日午前2時まで無料配布中。ライブラリに追加しておけば、期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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