『シャドウバース ワールズビヨンド』にて「狂おしき恩寵」が弱体化、コスト倍増へ。本作初ナーフ、10月29日のアプデで実施予定

Cygamesは10月27日、『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドウバース ワールズビヨンド)』の最新情報を公開した。

Cygamesは10月27日、『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドウバース ワールズビヨンド)』の最新情報を公開した。10月29日のメンテナンス時に「狂おしき恩寵」のカード能力が変更。2コストから4コストへの弱体化となるようだ。

『Shadowverse: Worlds Beyond』は、Cygamesより配信中のデジタルTCG『Shadowverse』の完全続編だ。基本的なルールは、前作『Shadowverse』を踏襲している。新要素として超進化や後攻用のエクストラPPといった仕組みを導入。新たなカードプールとともに対戦が繰り広げられている。ログインボーナスとして1日1回もらえるカードパックや、パークといった要素も特徴だろう。なお本作は2025年6月に配信開始。10月29日には第4弾カードパック「Skybound Dragons / 蒼空の六竜」が配信予定となっている。

今回はそんな本作にてビショップのカード「狂おしき恩寵」の能力を、バランス調整のため変更すると告知された。従来は2コストのカードであったが、10月29日のメンテナンス後は4コストに変更。コストの増加による弱体化となっている。本作でのカード能力変更は、9月29日のメンテナンス時にもおこなわれていたが、その際はいずれのカードも強化されていた。今回は本作初のナーフ調整となるわけだ。

「狂おしき恩寵」は、7月に配信された第2弾カードパック「Infinity Evolved / インフィニティ・エボルヴ」にて登場したビショップのカードだ。2コストを支払って使用すると、自身のリーダーの体力を10回復できる。代わりに、使用時には自身へクレストを付与。カウントダウンが終わった際に、10点ダメージを受けるカードとなっている。一見低コストかつ強力な回復カードに見えるものの、カード単体では一時的な回復となっているわけだ。

「狂おしき恩寵」は、第2弾カードパック環境においては、デッキに多く採用されているカードではなかった。しかし、第3弾カードパックにていわゆる「クレストビショップ」が登場すると状況が一変。強力なクレストビショップを支えるカードの一枚として、多くのプレイヤーのデッキに採用されている。

本作では、クレストの保持数に上限がある。クレストに関連したカードを多く採用する「クレストビショップ」では、「狂おしき恩寵」のデメリットであるクレストの付与を無視することも可能。上限までクレストを持っていない状況でも、同デッキの中核となる「絶望の顕現・マーウィン」の関連カード「絶望の奔流」によって10ダメージを受けるまでのカウントダウンを引き伸ばしたり、「狂おしき恩寵」を複数枚使ったりなどで相手の攻撃を耐えられる。第3弾カードパック環境での「クレストビショップ」の台頭によって、強力なカードとして使用されてきた。またプレイヤーからは、デメリットが無視できるため強力すぎるといった声も挙げられてきた。

今回はそんな状況を受けてか、「狂おしき恩寵」のカード能力変更が決定。性質や回復量に変化はないものの、2コストから4コストにコストが重くなったことで、以前よりは「クレストビショップ」を追い詰めやすくなるかもしれない。 またカード能力の変更にあわせて、補填が実施される。プレミアムカード/ノーマルカードの順に最大3枚分まで補填対応予定とされており、プレミアムカード1枚につきレッドエーテル1200、ノーマルカードの1枚につきレッドエーテル750個が配布されるという。たとえばプレミアム1枚、ノーマル4枚をもっていた場合には、プレミアム1枚とノーマル2枚が対象となり、レッドエーテル2700個がもらえるのだろう。補填の配布期間は11月末のメンテナンスまでとなっている。

Shadowverse: Worlds Beyond』は、PC(Steam/Epic Gameストア)/iOS/Android向けに配信中。「狂おしき恩寵」の調整は、10月29日のメンテナンス時に実施予定だ。

【UPDATE 2025/10/27 13:22】
「狂おしき恩寵」の説明や補填について追記

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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