物語“濃いめ”壮大3Dアクション『Home Paige』すぐさま話題沸騰。瞬く間にクラファン1000万円突破

minimin氏が手がける『Home Paige』は、クラウドファンディング開始後47分で支援金目標額を達成するなど、注目が寄せられている。

個人ゲーム開発者のminimin氏が手がける『Home Paige』がにわかに注目を集めている。本作はPC(Steam)向けにリリースされる予定で、現在Kickstarterでクラウドファンディングも実施中。クラウドファンディングにおいては、支援金目標額1万8000ドルにわずか47分で到達したとして話題になっている。

『Home Paige』は3Dプラットフォームアクションゲームだ。1990年代のOS(オペレーティングシステム)が舞台だといい、主人公のPaigeを操作し、OSの世界を冒険することになる。OSの世界にはさまざまなNPCが登場。個性豊かなキャラクターを取り巻く物語はそれぞれ章単位で展開されるという。

ゲームプレイにおいては、ターザンロープのように空間上の点からロープを垂らし、飛び回っているスクリーンショットが公開されている。そのほかオブジェクトを押したり、ブラウン管を模した敵と戦闘したりするようなシーンも見られる。ストーリーを進めるにあたっては、敵との遭遇や仕掛けを解いたりする場面もあるのだろう。

開発者のminimin氏によれば本作は、「ソニック」シリーズのファンメイドゲーム『Sonic Robo Blast 2』や『スーパーマリオギャラクシー』、『アストロボット』といった高評価3Dプラットフォームゲームの影響を受けているとのこと。一方で本作は3Dプラットフォームではあっさりと描かれがちな物語面の掘り下げに力を入れていると謳われている。またゲームやアニメーションなどのさまざまな媒体を通じて『Home Paige』のIPを展開する想定のようで、単なるアクションゲームに留まらない、壮大なユニバースを持つ作品群を目指して開発が進められているようだ。

そんな本作はKickstarterにて10月22日にクラウドファンディングを開始。ローポリゴン風ながら滑らかに動くモーションやグラフィック、軽快に飛び回るゲームプレイなどが注目を集めてか、なんと47分で目標金額1万8000ドル(約275万円)を達成。本稿執筆時点では、1364人から合計6万6911ドル(約1024万円)を集めており、期限となる11月21日までの更なる支援額の伸びは注目される。

なお本作は現在チャプター1のみの開発となっており、Kickstarterでもまずチャプター1の開発資金を確保するため範囲を絞ってプロジェクトをスタートしたようだ。とはいえminimin氏の方針としては、複数チャプターを継続的に展開し、長く愛されるIPを作り上げたいとのこと。将来的に長期にわたって壮大な物語が描かれていくとみられ、早くも『Home Paige』の世界の広がりにも期待が寄せられているかたちだ。

『Home Paige』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。現在itch.ioではデモ版が配信されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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