『ポケモンレジェンズZ-A』にて「エアームドが捕まらない」と悲鳴の嵐。前門のエアームド、後門のカエンジシ
『Pokémon LEGENDS Z-A』のプレイヤー間で「エアームドが捕まえられない」という悲鳴が相次いでいる。

株式会社ポケモンは10月16日、『Pokémon LEGENDS Z-A』を発売した。発売から1週間が経つ本作のプレイヤー間で「エアームドが捕まえられない」という悲鳴が相次いでいる。本稿ではゲーム後半に登場するメガシンカポケモンやワイルドゾーンについて言及しているため留意されたい。
本作は、『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリーク。本作では『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティが舞台。メガシンカシステムがふたたび登場するほか、戦闘では新たに移動型バトルが採用されている。

そんな本作にて、エアームドが捕まえられないとの報告が続出している。エアームドとは、『ポケットモンスター金・銀』で初登場したよろいどりポケモン。はがね・ひこうの複合タイプで弱点となるタイプが少ないほか、高い防御力を誇るポケモンだ。
そんなエアームドは本作においては17番ワイルドゾーン、および本編クリア後に開放される20番ワイルドゾーンに出現する。とはいえ20番ワイルドゾーンでは多数の種類からランダムに選出されるオヤブンポケモンとして出現。そのため通常個体を捕まえたいだけであれば、天気が晴れなら確定で出現する17番ワイルドゾーンで狙うことになるだろう。

しかしこの17番ワイルドゾーンとエアームドの組み合わせはかなり凶悪。というのも野生のエアームドが飛行する真下にはオヤブンを含むカエンジシの群れがいるからだ。カエンジシはメスのLv45前後の通常個体が5体、オスのオヤブンがLv50後半と高レベルで数が多いだけでなく、トレーナーをめがけて容赦なく「だいちのちから」を連発してくる。慎重に回避しないと、たとえ強力なポケモンを連れていてもポケモンセンター送りにされてしまうわけだ。
オヤブンたちを倒せば安全にエアームドと戦闘可能ながら、今度はエアームド自体の捕獲率がかなり低く設定されているという二段構え。ポケモンの捕まえやすさを上げる「あおのカナリィぬい」を最大数である3個所持していても、体力ゲージを減らす、あるいは撃破後の捕獲チャンスでもやっとハイパーボールでの捕まえやすさが2に上がる程度である。そうしたシビアなバランスから、SNS上では捕まえにくいポケモンの筆頭としてエアームドの悪名が轟いている様子だ。
なお筆者が「あおのカナリィぬい」を3個所持した状態で試してみたところ、撃破時の捕獲チャンスでは夜間のダークボールでの捕まえやすさが3まで上昇することを確認できた。ただしそれでも何度か捕獲失敗になったため、確実に捕獲できるわけではない。撃破したうえで捕獲に失敗すると再出現を待つ必要があり、カエンジシの群れも再出現してしまう。大量にボールを用意して体力を減らし、捕まえられるまでボールを投げ続ける方がかえって手間はかからないかもしれない。

また17番ワイルドゾーンの北側には梯子があり、建物の屋上からエアームドを誘い出して捕獲を狙うことも可能。奥にいるオヤブンクチートに気づかれないようにさえすれば、エアームドだけを相手にすることもできるようになっている。カエンジシの群れは夜間は眠りに落ちてこちらに気づきにくくなるほか、梯子のすぐそばにもワイルドゾーンへの入り口が存在。カエンジシの群れに気づかれずに梯子を上ることも可能だ。ただしカエンジシの群れに気づかれてしまうとやはり「だいちのちから」ラッシュが待っているため注意されたい。
ちなみにエアームドは本作にて新たにメガシンカできるようになったポケモンのうちの1体だ。17番ワイルドゾーンの開放と共にクエーサー社ではエアームドナイトが交換可能になるため、根気良く粘って捕まえ、メガエアームドを新たな相棒とするのもいいだろう。
『Pokémon LEGENDS Z-A』はNintendo Switch/Switch 2向けに発売中だ。有料DLC「M次元ラッシュ」が販売されており、同DLC向けの追加ストーリーコンテンツが今冬に配信予定となっている。




