お菓子の国の箱庭アクション『シュークリームコレクトホイップ!』正式発表、来年1月5日発売へ。『スーパーマリオサンシャイン』の続編が欲しくて、自分で作った

Project Unreallyは10月23日、『シュークリームコレクトホイップ!』のSteamストアページを公開した。

インディーゲーム開発サークルProject Unreallyは10月23日、『シュークリームコレクトホイップ!』のSteamストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2026年1月5日の発売を予定している。

『シュークリームコレクトホイップ!』は『スーパーマリオサンシャイン』の精神的続編として制作されている3D箱庭アクションゲームだ。メタバース空間で活動する架空のVTuber・麗白つむぎは、チョコレート至上主義を掲げるドルチェ帝国に囚われた友達を救うため、お菓子に満ちたミニチュアワールドで、甘くてドタバタな冒険を繰り広げる。

本作の特徴は、スイーツモードを切り替えて戦う「スイーツチェンジ」システムだ。液体や敵を凍らせる「アイスプリンセス」、チョコやアイスを溶かす「ショコラブラスター」、お菓子を粉砕して敵の攻撃を打ち返す「キャンディーハンマー」、空中を浮遊する「わたあめフェアリー」という4つのモードが存在。これらの能力を連鎖させることにより、さまざまな化学反応が引き起こされるのだ。たとえばアイスで氷ブロックを作り、それにわたあめを付着させて「わたあめ雲」という足場を作成。さらにそこにショコラを当てて「カラメル雷雲」という全体攻撃を発生させる、といった開発者の想定を超えた攻略も可能になるとのこと。

各ステージには“とっておきのスイーツ”が隠されているなど、探索の楽しみも充実。慣性を活かした精密な操作感が実現されており、わたあめ浮遊に頼らずに純粋なジャンプ技術だけで挑まなければならない高難度アスレチックなども存在するそうだ。かわいい見た目に反して手ごたえのあるプレイ体験が待ち受けているという。

本作を手がけるのは、インディーゲーム開発サークルProject Unreallyの夕輝ひかり氏。同氏は二次創作で使用可能な合成音声キャラクタープロジェクト「Unreally」として音声合成キャラクターを開発しており、本作はそれを用いた公式ゲームとなっている。過去にはアクションRPG『終焉少女』や無人島サバイバル『アンリアリィ・サバイバーズ:わたしたちのときめき無人島ライフ』をリリースしている。ゲーム内の3Dモデルはすべて自作だといい、オリジナル楽曲や音声合成によるフルボイスを収録。徹底した最適化で低容量・高パフォーマンスを実現しているとのこと。

なお前述した通り本作は『スーパーマリオサンシャイン』の精神的続編として開発中。夕輝ひかり氏いわく、学生時代に同作をプレイした際、ポンプで水だけでなく氷や炎のような属性も操れたら面白いのではないかと構想。強い想いを原動力に、個人開発かつわずか4か月で完成させたそうだ。『スーパーマリオサンシャイン』の「環境に干渉する」楽しさをベースに、「化学反応」という同氏独自のアレンジが加えられた本作に期待したい。

『シュークリームコレクトホイップ!』はPC(Steam)向けに2026年1月5日発売予定。価格は税込1250円を予定しており、リリース時には33%オフとなるセールが開催される。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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