『バトルフィールド6(Battlefield 6)』にXP関連のバランス調整、さっそく実施。「武器アンロックが大変」との声受けて迅速アプデ
Electronic ArtsおよびBattlefield Studiosは10月17日、『Battlefield 6』についてXPに関する仕様変更を実施した。

Electronic ArtsおよびBattlefield Studiosは10月17日、『バトルフィールド6(Battlefield 6)』についてXPに関する仕様変更を実施した。これによりXPの取得量が増加されるほか、チャレンジの開放に必要なキャリアランクが引き下げられる。
『Battlefield 6』は、一人称視点のシューターゲーム『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作である。DICE・Ripple Effect・Criterion Games・Motive StudioからなるBattlefield Studiosが開発を担当。マルチプレイモードにおいては最大64人対戦で、シリーズの持ち味である大規模戦が展開される。プレイヤーは突撃兵・工兵・斥候兵・援護兵といった、それぞれ専門とする領域の異なる兵科から選択して戦うことが可能。建物などの構造物が破壊されるリアルな描写も特徴だ。

本作は、キャリアランクの上昇やチャレンジの達成によって武器やガジェットが開放されていく仕組み。こうした仕様自体はシリーズ過去作でも同様に存在していたが、本作ではこのうちチャレンジについて、挑むために必要なランク制限が軒並み設定されている。武器のアンロックには最低でもランク23以上、ガジェットのアンロックにはランク20以上が要求される。時間のかかる難易度の高いチャレンジもあるなかで、まずランクを上げてからでないと進行状況が反映されないという“二度手間”仕様には賛否の声が寄せられていた。(関連記事)。
そうしたフィードバックを受けて、Battlefield Studiosは10月17日に仕様変更を実施。すでに各プラットフォームに向けて段階的に展開が始まっているようだ。内容としては、まずXPの取得量が増加。マッチ終了時に得られるXPが1分あたり10%増加し、デイリーチャレンジ報酬のXPは40%増加している。また、チャレンジ開放にかかる必要ランク条件が緩和され、これまでランク20、23、26が要求されていたチャレンジについて、それぞれランク10、15、20へと引き下げられている。

ただし、Battlefield Studiosはそうしたチャレンジ要素自体について、まだユーザーからの不満があることも認識しているという。これはおそらく、達成が難しすぎるとしてユーザーの間で話題になっているいくつかのチャレンジに関するものとみられる。テストを経て実装するまでには時間がかかるものの、チャレンジの見直しに積極的に取り組んでいく方針を示した。
また武器を使い込むことで上がる武器マスタリーのXPについては、20レベルまでの必要XPが減少。これにより、便利なアタッチメントを従来の2倍の速度でアンロックできるようになるとのこと。なおすでにXPの蓄積が進行している武器については、はじめはUIが正しく表示されない可能性もあるが、該当の武器を使って1マッチプレイすれば直るそうだ。
そしてBattlefield Studiosはあわせて、「コミュニティサーバー」について現在発生中の問題にも言及した。本作では「バトルフィールド・ポータル」を通して、マップやサーバー設定をカスタマイズしたマッチを立てることができる。一方で、先述したXP周りへの不満もあってかXP稼ぎに特化したサーバーが乱立。サーバー数が上限に達し、新しくサーバーを立てたり好みのサーバーを探すことが困難な状況となっている。コミュニティサーバーは本作において創造性や実験、繋がりを生むための重要な要素であるとして、XP稼ぎサーバーの数を減らすための対策に乗り出しているそうだ。
なおBattlefield Studiosは10月17日の日本時間18時頃に変更内容を告知。その後XP関連のアップデートについては同日23時頃には展開が始まったことを報告しており、コミュニティの反応を受けた迅速な対応には驚きの反応も散見される。本作ではこれまで以上にユーザー体験を重視する姿勢が見受けられ、今後もどのようにフィードバックを受けた調整がおこなわれていくか注目したい。
『Battlefield 6』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。