話題の“輪”リズムゲーム『Beatblock』すぐさま高評価炸裂で「非常に好評」。作り込みと気持ちよさ光る、シンプル操作快感ビート

BubbleTabbyは9月27日、『Beatblock』を早期アクセス配信開始。さっそく好評を博している。

デベロッパーのBubbleTabbyは9月27日、『Beatblock』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。シンプルながらやりごたえのあるゲームプレイや、ステージ演出などのビジュアル面が好評を博している。

『Beatblock』はリズムゲームだ。本作ではパドルを持ったキャラクター、Crankyを中心として円状にノーツが迫ってくる。パドルはマウスの方に向くため、ノーツがCrankyに当たらないように音楽に合わせて防いでいくシステムとなっている。

ノーツはパドルで防ぐ通常のノーツと、パドルを向け続けるホールド、パドルと接触した際にクリックするノーツの三つが基本だ。しかし中には跳ね返っても何度も防ぐ必要があったり、パドルで破壊したり逆に回避しなければならないものなど、さまざまなギミックノーツが存在。

そして、Crankyも常に画面の中心に居続けるとは限らない。曲の進行と共に位置が変わったり、持っているパドルの形状が変わるなど、ステージ演出に応じてマウスの動きを調整する必要があるのだ。本作はステージ制になっており、進行度に応じて新たなステージが解放。ほか、Crankyの衣装が増えるといった要素もある。

本作は9月27日にSteamにて早期アクセス版が配信され、Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で232件中96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。このままレビュー数が増えれば「圧倒的に好評」ステータスを獲得できる高水準の評価となっている。

本作では独特でシンプルな操作感が魅力となっているほか、先述したようなギミックのバリエーションの豊かさが持ち味。ステージでは背景に映像が流れ、目まぐるしく変化。中には歌詞が音楽に合わせて浮かんだり、カットインが入るといった凝った演出のステージもある。収録曲も評価を受けており、リズムにあわせてノーツが消えたり視覚効果があわさったりするいわゆる音ハメの作り込みも気持ちよさに繋がっていると好評だ。なお、画面効果はゲーム内設定で軽減することも可能だ。

さらに本作には譜面エディタが搭載されており、カスタム譜面を作ることが可能。2020年に本作の体験版が公開された際には話題を集め多くのカスタムマップが制作されてきた(関連記事)。このたび晴れて早期アクセス配信が開始されたこともあり、ユーザーによるカスタム譜面はさらに注目されるところかもしれない。

*ユーザー制作によるカスタム譜面の一例。公式譜面に負けず劣らず凝った作りになっている。

なお、10月6日には本作の公式X(旧Twitter)アカウントが2025年のロードマップを公開。10月と11月はティザーの公開やマイナーアップデートをおこないつつ、12月20日にはバージョン1.2.0を配信すると発表している。

このほか正式リリースはひとまず2026年の11月~12月を予定しているとのこと。本作はリズムゲームとして特殊なシステムであり、ユーザーのフィードバックを得ながら開発していくそうだ。正式リリースまでには10曲以上の追加、モードやCrankyの衣装が新たに実装されるほか、アクセシビリティやユーザビリティの改善がおこなわれるとのことだ。今後の動向にも注目していきたい。

『Beatblock』はPC(Steam)にて早期アクセス版が配信中。また、無料体験版がitch.ioにてプレイ可能だ。

Rikuya Melichar
Rikuya Melichar

ゲームだいすき。独特の世界観や没入感があるゲームが好きで、気付いたら流行りのゲームを尻目にずっと遊んでたりします。

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