ルール破壊チェスローグライト『Yes, My Queen』Steam無料体験版が配信開始。ミサイル発射からゾンビ化まで、戦略無限大デッキ構築チェスゲーム
Nextingは10月3日、チェスローグライト『Yes, My Queen』の体験版を配信した。

パブリッシャーのNextingは10月3日、チェスローグライト『Yes, My Queen』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Yes, My Queen』は、ボードゲームのチェスを題材としたデッキ構築型のローグライトゲームだ。プレイヤーはダンジョンに囚われたクイーンを救うため、数々の敵とチェス勝負を挑んでいく。また、チェスの合間には選択肢のあるストーリーイベントも用意されている。

本作では本来のチェスと同様に、ターン制で駒を一つずつ動かしていく。ただし、スタート直後のプレイヤーの駒はキングとクイーンのみ。とはいえ、クイーンがあれば序盤の敵は難なく勝てるだろう。相手の駒を全て取るか、キングを取るか、あるいは動かせる駒がない状態にすることで勝利となる。逆に、プレイヤーのキングを取られるか、キング以外のすべての駒を取られると敗北となる。 また、相手の駒を取るたびに強さによってマナを獲得していく。
相手に勝利すると、ランダムに提示されるカードをマナを消費して購入するフェーズに移行する。3択ではなくマナがある限り購入することも、購入せずに温存することもできる。そして、入手したカードはプレイヤーのターン中に何枚でも発動可能。たとえば敵の駒を1ターン凍らせて安全に駒を取ったり、周囲の駒を味方に引き入れたり、ミサイルを打ち込んで一層したり、ゾンビに感染させて同士討ちさせたりなど強力な効果が用意されている。チェスに勝利すると使用したカードは復活するため、温存せずに積極的に使っていこう。ちなみに6枚以上のカードを所有している場合は、ランダムな5枚が手札となり、カードを使うと補充されるかたちだ。


これらの強力なカードがあっても、やはりクイーンだけでは厳しくなり、いずれ敗北してしまう。敗北するとカードは全て失う代わりにマナは引き継がれ、次のランの開始前にマナを消費して新たな駒を購入できる。購入した駒は次に敗北したときも引き継がれるため、プレイするたびに戦略の幅が広がっていくわけだ。ただし、本来の駒配置のどこかに配置されるため、たとえば安いポーンを大量に購入するとクイーンの前方が防がれて開始直後に動けなくなってしまう。カードの購入を温存してルークやビショップといった高い駒を購入するのか、安いポーンで済ますのかという戦略も求められる。
また、クイーン以外の駒が増えることで、一つの駒を取られても敗北することはなくなるが、一度のラン中に取られた駒は勝利しても復活しない。先述したようにカードは勝利すると復活するため、なるべく駒を取られないようカードを活用して立ち回ることが重要となる。そして、ボスに勝利すると永続のパッシブ強化が販売されるが、ここでも大量のマナが要求される。無計画にカードを購入せず長期的な強化を見据えたリソース管理も重要だ。


このほか盤面には、通れない岩、周囲1マスだけ見渡せる暗闇、駒を召喚する穴といった変化も発生。先へ進むほどに困難なチェスが待ち受ける。これらのギミックはステージごとに固定のため、何度も挑んでマナを溜め、ギミックに対応できる駒やカードを揃えてクリアを目指すのだ。
そんな本作は11月11日に発売予定。そして本日よりSteamにて体験版が配信された。体験版では序盤3体のボス、10以上のチェスステージ、40種類以上のカードが収録されている。カードを複数使ったルール無用のコンボで戦況を覆す快感を味わえる。また、序盤のボスでも十分な強さを誇っているので、何度も繰り返すリプレイ性や戦略性が楽しめるだろう。