スロットローグライト『CloverPit』、リリース4日で30万本も売り上げていた。崖っぷちでの中毒性が大ブレイク、プレイヤー数うなぎ登り

Panik Arcadeは10月1日、『CloverPit』が売上30万本を突破したと報告した。

デベロッパーのPanik Arcadeは10月1日、『CloverPit』が売上30万本を突破したと報告した。発売からわずか4日間でのスピード達成となった。

『CloverPit』は、スロットマシンで借金を返済するホラー要素のあるローグライトゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。プレイヤーは独房内でスロットマシンをプレイし、各ラウンドの目標金額を稼ぐことを目指す。ラウンド間にはさまざまな効果を持つアイテムを入手でき、そのシナジーを活かすことで報酬がインフレしていくが、借金を返済できないと死が待っている。

本作は9月27日にリリースされると、たちまち人気を獲得。破滅と隣り合わせのギャンブルや、とにかく数字がインフレしていくゲームプレイ、爽快感と射幸心を煽る演出などが好評を博しているようだ。同時接続プレイヤー数も初日から1万人前後を維持。その後勢いが止まることはなく、右肩上がりでプレイヤー数は増加していた(SteamDB)。

Panik Arcadeは本作について発売後24時間で10万本の売上があったことを発表した。そして10月1日、本作の売上が30万本に到達したことを報告。発売からわずか4日間での達成となった。

現在はSteamやDiscordで寄せられるフィードバックをもとに、改善を続けているそうだ。本日さっそく本作の最初のアップデートが配信されており、複数の不具合修正に加えて、要望の多かったという機能も追加。「クレイジーなコンボ」が始まると、スロットマシンのアインメーションが高速化するという。より中毒性に拍車がかかっていそうだ。詳細はパッチノート(英語)を確認してほしい。

なお今回の報告の中で、Panik Arcadeは改めて本作の偽アプリについて言及した。先日同スタジオは、何者かがApp Storeにて本作のiOS版を騙る偽アプリを配信していることを注意喚起していた(関連記事)。すでに同アプリはストアから削除されているものの、同様の事例が発生する可能性も念頭に置いている模様。現時点ではSteamで購入可能なPC版のみが正規品であり、モバイル版をリリースする際にはユーザーに知らせるとして、偽アプリを買わないように呼びかけた。

過去には同じくSteamの大ヒットゲーム『PEAK』のコピー作品が現れ、開発元が苦言を呈したこともあった(関連記事)。偽物の登場は人気作の宿命とも言えるが、今回の発表では本作のモバイル版がリリースされる可能性についてほのめかされており、それまで期待して待ちたいところだ。

『CloverPit』は、PC(Steam)向けに配信中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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