最大100人・中世オープンワールドサバイバル『Renown』初動から人気白熱中。『Rust』風中世攻城戦ד駆け引き強め”近接戦闘、課題にも対処進む

デベロッパーのRDBK Studiosは9月23日、『Renown』を早期アクセス配信開始した。

デベロッパーのRDBK Studiosは9月23日、『Renown』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応。さっそく多くのプレイヤー数で賑わうも課題点も指摘され、アップデートによる対応が進んでいる。

『Renown』は中世を舞台にしたオープンワールドサバイバルゲームだ。プレイヤーは拠点建設と近接戦闘をこなし、他のプレイヤーと資源や土地の領有権を巡って争う。1つのサーバーには最大100人が参加し、互いに入り乱れることになる。

フィールドには質素な農場から巨大な要塞まで、さまざまな施設を建てることができる。プレイヤーはそれらを破壊する攻城兵器を用いて隣国を攻める。マップの要所では支配権を獲得するべく、激しい戦闘が繰り広げられるだろう。また鎧や軍旗などのデザインは自由にカスタマイズ可能。色やエンブレムを施して自らの勢力を他の陣営に向けて主張するのだ。

本作は2022年のデモ版公開などを通して知名度を獲得。2024年にはKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンも実施され、18万4000オーストラリアドル(およそ1800万円)の資金を調達した。今年に入ってからはプレイテストも実施され、ついに9月23日に早期アクセスでリリースされた。

そんな本作はたちまち約2500人の同時接続プレイヤー数が集う盛況をみせ、その後もピーク時には1000人を超えるプレイヤーで連日賑わっている(SteamDB)。本作の拠点建設を通した攻防は人気サバイバルクラフトゲーム『Rust』を彷彿とさせる一方で、舞台設定は中世ということで戦闘は近接戦闘が中心。フェイントやパリィなどの読み合いも味わえる点などに一定の評価が集まっている。

一方で、全体としては約880件中64%が好評とする「賛否両論」ステータスに留まり、課題も浮き彫りとなっている。特にゲームがクラッシュする問題やサーバーの不安定さなどが報告されており、不評の主要因となっている。また早期アクセス配信されたばかりということもあってかバランス面を中心に粗もあり、課題点とする声が散見される。不具合やゲームバランスの問題については開発元も認識しているようで、9月27日にはさっそく第1週のアップデートが実施された。

本作の早期アクセスは今後12か月から18か月程度継続することが予定されている。現時点では、建築と破壊のメカニクス拡張や自動クラフトシステムの追加など複数の項目が計画として挙げられており、詳細なロードマップについては近日中に公開されるとのこと。早期アクセスの中で今後どのように洗練されていくのかは注目される。なお日本時間10月4日には大型アップデートの配信とあわせてサーバーのワイプもおこなわれるそうだ。

『Renown』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。リリースを記念して10月7日までセールが開催されており、定価の10%オフとなる税込2520円で購入可能だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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