SFサバイバルホラーRPG『Parasite Mutant』発表、2026年春リリースへ。『パラサイト・イヴ』の影響受ける、“感染者”に支配された島での恐怖体験

IceSitruunaは9月29日、『Parasite Mutant』を発表。2026年春リリース予定だ。

スタジオIceSitruunaは9月29日、『Parasite Mutant』を発表した。対応プラットフォームはPS5/PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、2026年春リリース予定。発表にあわせて、トレイラーやSteamストアページが公開予定となっている。

『Parasite Mutant』は、霊能改造された女戦士が恐怖に支配された島で変異した感染者たちと戦う、近未来SFホラーRPGである。本作のメインキャラクターであるノヴァは、霊能改造を受けた戦士だ。本作で彼女は巨大企業の命令を受けて、封鎖されて廃墟化した島を訪れる。しかし恐怖に支配された島で起こる出来事は、ノヴァの運命を根底から書き換えてしまうのだという。変異した感染者が蔓延する世界を描く、サバイバルホラーを題材とした恐怖が繰り広げられる。

ノヴァの戦いは、90年代RPGで採用された「Active Time Battle(ATB)」ならぬ、「Active Time Chains(ATC)」と呼ばれるリアルタイム制とターン制のハイブリッドバトルによって展開される。バトルシステムの詳細は明かされていないものの、タイムゲージは最大3段階までチャージ可能。最適な瞬間に一撃を叩きこむといった攻略が重要になるようだ。トレイラーでは敵の攻撃を移動によって回避する様子や、近接攻撃や銃火器によって攻撃する場面なども登場している。リアルタイム制とターン制を組み合わせたバトルによって、感染者などとの戦いが進行するわけだ。

システム面では、武器を改造する仕組みが搭載されている。パーツの装備や強化ポイントの使用によって、装備の性能が引き上げられるそうだ。周回システムも用意されており、クリア後には強化ポイントを引き継いで2周目がプレイ可能となっている。また本作では、トゥーンレンダリングを組み合わせたグラフィックによって、島の様子が表現される。レトロ風フィルターによって、90年代末から2000年代初頭のようなグラフィックでのプレイもできるそうだ。

本作は、スタジオIceSitruunaが手がけている。過去作としては、『タワーハンター ~エルザの試練~』などをリリースしてきた。2024年に正式リリースされた前作『フロンティアハンター ~エルザの運命の輪~』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1651件中83%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。爽快なアクションや可愛らしく表現されたキャラクターなどから、評価を集めてきた。本作『Parasite Mutant』は、そんなIceSitruunaによる新作となるわけだ。新作では前作よりさらにグラフィックが進化。スクウェアが1998年にリリースしたRPG『パラサイト・イヴ』に着想を得たといい、PS1風のアートを現代のレンダリングで再解釈しているそうだ。

『Parasite Mutant』はPS5/PC(Steam/Epic Games ストア/GOG)向けに、2026年春リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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